読みやすくて面白く、気付けば何ページも読み進めてしまいます。するとと次々と謎が見つかり、予想しながら読み進めていくうちに、すっかり物語のとりこになってしまいます。
主人公の聖女レニーは、作者は「天然」と称していますがかわいくて、時に大胆で、知的な面もありとても魅力的なキャラクター。
彼女が神官アランに恋をしたところいきなり魔物に襲われます。それはアランにかけられた呪いのせいで、レニーが半年間襲ってくる魔物に屈しなければアランの呪いが解けると知り、レニーは耐えることを決意します。
魔物の襲撃に規則性があることがわかり、レニーたちは様々な対策を考え実行していきます。討伐の仕方もユニーク。
特に秀逸なのは『魔物ホイホイ』!
気になるかたはぜひ読んで確かめてください。
ラストまで満足できる物語です。
聖女レニーと、影を抱えた神官アラン。
二人の距離が少しずつ近づいていく時間が、とても静かで、あたたかくて、気づけば胸の奥がじんわりしている物語です。
不器用な優しさがこんなにも愛おしいものだと、そっと教えてくれる。
レニーのまっすぐさは柔らかく、アランの孤独は痛いほどなのに、決して物語を暗くしません。
小さな会話や仕草が灯りのように物語を照らし、
魔法や呪いといった設定の奥に、確かな人の温もりを感じます。
恋愛、ファンタジー、心の再生。
その全部がほんわか溶け合って、読後には優しい余韻が残ります。
気づけば次のページをめくりたくなる、そんな物語です。
前王が主人公に残した呪いは――ラブコメの呪い。
これをかけられた者は、確かにラブコメをするしかない。
事実そのヒロインと主人公は、ラブコメ状態に陥る。
迫りくる、魔物。
主人公はヒロインを守る為に、剣を手にして、魔物を退治していくしかない。
きっとそれは、二人では余りに困難なミッション。
しかしヒロインと主人公には、頼りになる仲間達が居た。
彼等と共に力を合わせる事で、主人公とヒロインは魔物の退治を続け、人間的にも成長していく。
ヒロインと接する時間に比例して、主人公も人間性を取り戻していく。
それは前王に人格を否定され続けたが為に、主人公が失いつつあった物。
ヒロインの愛が、今、主人公に笑顔を取り戻させる。
やがて明らかになる、主人公の秘密。
王家と『魔王』の関係。
巧みに配置された様々な伏線が回収された時――主人公とヒロインは真実の愛を知る。
これはそんな――驚天動地のラブコメ。