さくらの病気遍歴
三木さくら
第1話 今日も順調に痛いです
わたくしごときが考えることは大体、偉大な作家様は一通りやっておられるわけで。
たとえば『今更イケメン沼にはまった、悪かったな』については氷室冴子先生の宝塚追っかけエッセイが楽しかったから書いたわけで、この話は新井素子先生の『もとちゃんの痛い話』というエッセイ本がこれまた面白かったから書くわけなのです。
偉大なるお二方に比べればしょっぼい筆力の私が書いても面白くはないと思うのです。でも子供のころから病気のデパートと呼ばれて育つほどだったので、やっぱり病気っていうのはわたしの人生に大きな影響を及ぼしたし、もちろん小説世界にも影響があると思うので、書くことにしました。
えー。大したことないじゃん。
と思ってもらえるといいな……
わたしの病気は、突き詰めてしまうと自己免疫系の疾患につきます。
子供のころはひどいアレルギー。アトピーは奇跡的に罹患していませんが、大発作を伴う喘息を起こしています。(大発作というのはいろいろ目安はありますが、わかりやすいものだと、横になって眠れなくなる、があります。ひどい時はリクライニングチェアで上体を立てて寝てました)
喘息はそこから治療が驚異的に進みまして、発作を起こさなくなりましたが。
ここ10年ほど、ずっと体調がすぐれず。
詳しい話は詳細な章に譲りますが、昨年に関節リウマチの確定診断が下りました。
自己免疫が自分の関節を攻撃していて、関節が痛い病気ですね。
肩と股関節から痛くなったという珍しいタイプですが、今は肩肘手首と股関節が常に痛い毎日です。
常に痛いというのはちょっと表現が悪くて、安静にしていれば最近は痛みを感じることは少ないのですが、手を伸ばしたり、力をかけると激痛です。
で、股関節も痛くて段差を上るのがつらいので、今は外出時には杖が欠かせません。平地を歩くだけなら不自由しないのですが、この世は段差と緩やかな勾配にあふれてます。
これがね……またいろいろと誤解を生むので面倒なのですが、その話もまたおいおい。
多分これから書く疾患一覧です。
・重めのアレルギー疾患
・適応障害/パニック障害
・帯状疱疹
・ストレス性胃炎(でもピロリはいなかったぜ!)
・メニエール病
・片頭痛
・高血圧(アルドステロン症うたがい)
・乳がん疑い、良性だったが年イチ経過観察中4年目
・関節リウマチ
見事に死にはしないがQOLがダダ下がりになる病気の羅列です。
なんかまだある気がするので、思い出したら書きます。
まぁ困難でも今日も元気に過ごしています。少なくとも、首都圏から姫路文学館に行く元気はある。
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