第2話 召還▶スライム

「転生するとは思わなかったなー。」

と言い少年が一人、草原にいた。端整な顔立ちをしているが、目にはクマがあり、健康には見えない。名前は、藤原遊馬。高校二年生だ

ヴゥン、とファンタジーな音を立ててファンタジーな画面が広がる。

「レベル1…ぼっち勇者…」ぼっちはスルーする。

「スキル…模倣、召還…くらいか」

遊馬はは気だるげに前を見た。

「クエスト1がこれ、か」

遊馬の前には赤黒く殺意に満ちたゴブリンがいた。幸い、気付いてないらしい。

「召還」

ボソッと言った。すると、地面から魔方陣が浮き、ド○クエのスライムが出た。

〔グゴッ〕

どうやらゴブリンにバレたらしい。遊馬は身をかがめ、スライムとゴブリンの戦いを期待に満ちた目で見ていた。

〔ガッ!!〕

ゴブリンがスライムめがけてものすごいスピードで突進してきた。遊馬は全身に鳥肌がたったのを感じた。

〔パクッ〕

スライムは意に関することなく突進してきたゴブリンを喰った。音に似つかずグロい。

《テッテレー♪》

どうやら今のでレベルが上がったらしい。

「レベルアップの報酬は…無い…?あ、これスライムのレベルが上がったのか…」

その瞬間、遊馬はクソゲーだと感じた。

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孤独、転生 @torimotiking

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