1.0
大学に入学して早1ヶ月、上京と同時に一人暮らしを始めたということもあり、まだまだ慣れない。
忘れ物が無いか確認をしながらテキストを急いでリュックにしまう。
今日は課題が出されていたから忘れるわけにはいかないと自分に念をおす。
私、丹治菜々子は幼少期の頃から忘れ物が多かった。
学校に行く前に忘れ物が無いか、母が声をかけてくれてたなと大して時の経過していない思い出に浸る。
あの口うるささが今ではこんなに恋しいなんて。
そんなことをしている場合ではないとコンビニのおにぎりを齧りリュックを背負う。
靴を履き、玄関のシューズボックスに付いている鏡で髪を軽く整える。
肩ほどの髪が少しハネているがまあいいだろう。
パーカーのヨレ具合も目立つが、1限でおしゃれする気になんてなれるわけがないと自分に言い訳をする。
喉に詰まりそうになったおにぎりを水で流し込み、電車の時刻表を調べながら急足で大学へと向かった。
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