好奇

n.o

プロローグ



 ただの好奇心、いや、怖いものみたさというのだろうか。




 何も無い辺鄙な田舎街に18年も住めば娯楽は尽きてくる。

 カラオケやショッピングセンターなど数は限られているし、何ならもう全て行けるところは行きつくしたとまで思っている。


 


 私が求めているものは恋愛や友情、そうではない何か未知のもの。




 それが何か分からない。いや、分からないから未知と言えるのだろう。




今まで何事もなく平和に、平穏に生きてきた。物音立てることなく、ひっそりと。




 誰かの恨みを買うことも、思春期特有の人間関係のモツれもなく、平凡な学生時代を送ってきた、と思っていた。




 しかし、私は過去に大きな過ちを犯していたみたいだ。




あの時、自分の悍ましい好奇に自分でも気付けなかった。




 もし気付けていたら?

 



 そんなことを考えるがもうどうだっていいのだ。




 もう過ぎ去ったことなのだから。




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