第10話 潜水艦

潜水艦でけぇな


クリムに横にして立ててもらったが


つまりは普通に海で航行してる形だな


長さで言うと東京ドームの端から端、高さも結構ある7階建てくらいだろうか?


上のハッチは当然しまったまま、しかも巨大な蓋で半径は20メートルくらいある


クリム頼む


バキバキドウン


蓋を外して、その辺にポイしたので地面が揺れた


いくら超人並みの能力を持つ人間がいるとは言え、ここまで簡単には出来ないだろう‥うむ、クリムを仲間にして本当に良かった


えへへ~


くぅーくやしいですぞ!坊ちゃま私も蓋を切って外すくらいなら出来ますぞ


小さくなったクリムの頭を撫でていると爺がハンカチを口に咥えてムキーと引っ張っていた


本当にあんな事する奴初めて見たな


まあ、そんな事よりも


まずは潜水艦内部へと入るか


俺とクリムは爺とシルヴァに抱きかかえられピョンピョンとハッチの上までやってきた。


よし、では入るぞ!前衛は俺と爺、後衛はシルヴァとクリムだ


坊ちゃま私は兎も角、御身に何かあっては危険


そっすよ流石に護衛の俺が前に行くッス


ふふふ‥わらわブーに守られてる


と三者三様に何か言ってたが


くどい、俺が一番ガードが上手い!タンクが後ろにいて何の意味がある


まあ、そうっすねとシルヴァは直ぐに納得した爺も魔法使いとは‥と言いながらも渋々納得したようだ。


因みにクリムはずっとニヤニヤしている


船内は長く水に使っていたとは全く思えず新品同様の美しさであった、当然浸水もしていない


不思議ッスね


まあ、超古代文明だからな


とりあえず、そんな風にして探索を始めるのだった。




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