第7話 ドラゴンとの賭け
俺は湖の底深くにある超古代文明の巨大な潜水艦、もはや遺跡、から宝物を回収したい。
そんな事いくら魔法のある世界でも可能なのか?
答えとしては現状では俺には難しすぎる
と言う結論に至った
そして発想を転換した
そう人間には難しいが、例えばゴ◯ラみたいな怪獣ならどうだ?
答えは超簡単!しかも潜水艦ごと引き上げられるかも知れない
そんな訳で俺はドラゴンをテイムする事にした。
と言う事でやってきました
テンプーレ領にあるドラゴン山
ここにドラゴンが住んでるんだな?
はい、このドラゴン山にはクリムゾンドラゴンが住んでおりますじゃ
そう、水関係のドラゴンは内の敷地に住んでいないから仕方なく妥協する事にした
そして俺達は、モンスターを倒したりしつつドラゴン山の頂上付近にやってきた
【貴様ら何用だ?ここをわらわの根城と知っての狼藉か?挑戦者か?】
たまに腕試しでドラゴンに挑むバカがいるらしい、そして負けたら装備品とかのレアアイテムをドラゴンに奪われる、ドラゴンはレアアイテムを集めるのが好きなので、挑戦者は拒まないのだ
因みに、それ以外は街を襲ったり迷惑をかけてないのでコスパやタイパを考えて国からは放置されている
【ここまで登ってくるとは、それなりの使い手、ならば装備も‥うむそこの太った人間よ!貴様の持っている盾は素晴らしいな、それをよこすなら命は助けてやろう】
ふふふ
【どうした気でも触れたか?】
いや、ゴミブタが偉く評価されたと思ってな本物を見極める目はあるようだ
【当たり前だ!それは名工のドワーフによる物だろう?素材を活かしてゴミブタとしての摘みやすさ、蓋を回した際の締まりやすさとデザイン性を考慮した螺旋構造、更には安全性を高める為の取手にまでもミスリルを使う贅沢ぶり、良い金槌(しごと)をしている】
なるほど、そんな貴様に朗報だ!超古代文明のお宝が眠った巨大な船の居場所を俺は知っている
【なに!?本当か?】
本当だ、このゴミブタを賭けよう
【ふむ、宝はわらわが全て頂く、ゴミブタは、チョットまあ惜しいが勘弁してやろう】
何を言っている?貴様は船、いや潜水艦ごと全てを引き上げる、それらは全て俺のものだ!
【GYAHAHA面白い、久しぶりに笑わせてもらったぞ、そんな事をわらわを目の前にして巫山戯る奴は初めて見た】
いや、冗談ではなく真面目と書いてマジなんだが?
【フッそれであれば笑えんな‥貴様を殺してゴミブタを頂く】
ならば賭けをしよう?
【賭け?】
俺がタイマンでお前に勝ったら俺の下僕になる、と言うのはどうだ?勿論負ければゴミブタとお宝の居場所は貴様の物だ
【ふむ?(と言って悩んでみるフリをしてるが、あの爺さんと銀髪の人族かなりヤバそうじゃ‥わらわでも負けるかも知れん、この子豚が相手であれば勝つことは造作もなかろう)】
何か考えてる様子のドラゴン
【ならば条件として、貴様以外は戦いに参加しない、更には負けたとしても復讐はしないと誓えるか?】
ああ、良いだろう
来い!
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