第2話 興味本位と夢と
あんなに嫌いだったタバコは気がつけば、かっこいい、憧れのものへと変換されていた。
吸ってみたい……
でも、南高に受かって大学に行ってバリキャリになるのも夢。
吸うならえみたちと吸うと思うけど、誰か一人がバレたらみんな芋づる式にバレて、内申に響いたら?
しかも、あんなに全否定してたのに今更えみたちに吸ってみたい、なんて言えないよね、、、
動画サイトで喫煙女子をみたり、
タバコ 初心者
で検索していた。
吸うなら、ピアニッシモがいいのかな?
メンソールかな。1ミリがいいのかな?
カプセル入りが吸いやすいのかな
オプションパープルかな
依存てどんな感じだろ
ヤニクラって気持ちよさそうだな…
だけど、
えみたちも受験モードでタバコブームが去り、吸わなくなっていた。
わたしも勉強に必死で、動画サイトもケータイもいじらなくなってそのまま中学を卒業して、無事に志望校合格も果たした。
小さい頃から入れたらいいなぁと憧れていた高校での生活が始まった。
このまま、楽しい高校生活かと思っていたけれど…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます