第7話 キスはキスを呼ぶ

 受付嬢の給料は安い。でも、稼ぎの良い 者を顧客にしておけば、少しだが歩合制で収入が増える。サービスサービス!


 私はキスだけのサービスだけど、それだけでない同僚もいる。


 このダンジョンは15層まであって、4層を超えると急にモンスターは強くなる。なので、グループで挑戦する人も多い。最低でも二人。


 二人組のグループがやってきた。

「査定おねがします」

 フェアリー査定して、

「ミドリガメのコアが5個ですね。

評価額は100000円です。国庫へ1割納めるので振り込みは90000円になります。次回も頑張ってくださいね。


 「キスは?」

「いいわよ」

 この液体歯磨きを1分使ってきてくださいね。


 受付の横に置いてあるちょっと大きめの植木の陰に入って、今日はミント味のガムを噛んで、それじゃーキスしますね。

 なんていうけど、二人といっても男女なのだ。胸をもんだりしながら二人でキスしているし、どちらも私とキスをする。


 義務感でキスをしていた時期もあるが、キスが楽しくなってきた。もっとキスがしたい。



 二人組のグループがやってきた。

「査定おねがします」

 フェアリー査定して

「白蛇のコアが10個ですね。

評価額は200000円です。国庫へ1割納めるので振り込みは180000円になります。次回も頑張ってくださいね。


 「キスは?」

「いいわよ」

 この液体歯磨きを1分使ってきてくださいね。


 受付の横に置いてあるちょっと大きめの植木の陰に入って、今日はミント味のガムを噛んで、それじゃーキスしますね。

 なんていうけど、男二人と同時は無理なのだ。交代に私とキスをする。男同士はやっぱりキスしないんだ。手が、テントを張っているズボンに触れたりするが、偶然だからね。


 義務感でキスをしていた時期もあるが、キスが楽しくなってきた。もっとキスがしたい。

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