実写化の脚本

担当編集「先生。なんであんな人、脚本に起用したんですか？」

漫画家「だって、漫画のレビューがすごく面白かったから。脚本も面白いの書いてくれるかなぁと思って」

担当編集「クソ脚本って話題ですよ」

漫画家「だよねー」

担当編集「あの人、評判聞いてすごい病んでましたよ。どうするんですか！？」

漫画家「そう。それは良かった」

担当編集「先生、もしかして……」

漫画家「あいつのレビューめちゃくちゃ嫌いなんだよね。早く自殺してくれたらいいのに。つーかさ、普通に考えて批評家気取りの一般人を脚本になんて抜擢するかよ。本当にバカだよね〜」

担当編集「先生、最低ですね」

漫画家「そんなこと言って君も本当はうれしいんでしょ？」

担当編集「……ちょっとだけ」

漫画家「自殺しなくても筆折ってくれたら最高だね」

担当編集「わかります。あの人、創作したことないから作り手の苦しみが1ミリも理解出来てないんですよね。これで少しはわかってくれるたら良いんですけど」