救済の町 1
空を飛ぶ電車に乗って窓から外を眺めている、青い目、金髪ショートが特徴の少女と、その手にすっぽりマンジュウというでっかいおめめが特徴の丸っこいロボットがいました
「ねぇ、あれ何?」
少女がそういい少女は窓から見える荘厳な建物を指さしました
「あれは教会ってやつだな 神様にお祈りしたりする場所だ。まあ宗教関連だ」
「宗教 前教えてもらったから知ってる」
「あぁ、あの事件のときか…」
そうこう話してるうちに電車は目的の駅に着き、少女は電車から降りました
「今日はどんな場所だろうね?」
「旅人が生贄にされる国だったりな」
「・・・生贄?」
「はぁ、生贄ってのは...」
ため息をついた後、マンジュウが説明をしながら、静かな階段を下りて、改札を出ると、そこにはたくさんの人がいました。
「旅人さん、いらっしゃい!」
「あら、かわいいお嬢さんねぇ」
「今から年に一度の礼拝があるんだ! ぜひ来てくれ!」
「あの丸っこいのは饅頭かのぉ?」
「あ、あ、え、あぁ」
軍勢に押されて少女がおたおたしているところに、
「皆さん、旅人さんが困っているでしょう」
そう軍勢の後ろからよく通る声が聞こえました
軍勢が脇のほうによけると、そこには神父の恰好をした、齢60歳ほどのおじいさんがいました
「旅人さん、お話がしたいのでよかったら一緒に来てくれないかい? お茶でも出しますよ」
「ほんとに生贄にされるかもな」
そう、小声でマンジュウが言った
神父についていきながら、少女はこの町の説明を受けていました
「この町では年に一度、救済の日というものがあるのですよ」
「救済?」
少女がそう聞くとマンジュウが
「苦しい人を救い助けることだな」
「饅頭さんは賢いですね ですが、この村では45点です」
「この村では、苦しくなくても、だれでも求めれば救済されるのですよ」
道のベンチで楽しそうに話しているカップルを指さし
「あれも、二人の救済です あの状態で、あの二人は救われているのです」
「しあわせそう」
「はぁーん じゃあ、普段はああいうのができないのか? 救済の日っていうほどだし」
「いいえ、そうではありません 皆さん普段の日もあんな風にともに救済しあっています」
「じゃあ、今日は何をするの?」
「それはですねお嬢さん 今からお見せしますよ」
話していたら、いつの間やら電車で見た教会の前に立っていました
神父が大きなドアをゆっくりと開けると、中には老若男女問わず、たくさんの人が集まっていました
「今から、魂を救済するんですよ」
「AIのこいつにそれは無理があるんじゃないか...?」
そう、小声で言った
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あとがき
どうも初めましてghostcatです
今回初めて小説を書いてみましたが、どうだったでしょうか?
少しでも誰かの記憶のタンスの奥そこにしまわれていたらうれしい限りです
ハートを押してくれたらもっと嬉しいです
コメントしてくれたらもっともっと嬉しいです
ほんとに
さて自分はそろそろ放置していた麺を食べないとやばいのでこの辺で
あとがきまで読んでくださりありがとうございました
Aiの旅 @ghostcat
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