全身麻酔中に見た夢

かびごんべ

第1話

8月に全身麻酔で手術を受けました。

この年齢になるまで、入院は出産の時だけだったので、おろおろしていましたねー、今思えば。

入院した日、手術室の看護師さんからの説明がありました。

その時、ご自分も全身麻酔での手術の経験があることを話してくださって、ちょっと安心しました。また、全身麻酔中に見る夢に関心があって、何人かに聞いていると。

ご自身は夢を見なかったそうです。

他の患者さんで、夢を見たという方の内容を聞いたら、見たということは覚えているけれど、内容は覚えていないということでした。


夜、お世話になっている霊能者さんに遠隔ヒーリングをしてもらいました。絶対ナーバスになるから、前もって予約しておいたのです。


ヒーリングの結果が、

守ってくれている日本版の天使がいる

死の世界から、父親が、頭(髪の毛)が真っ白になるまでこちらに来るなと言っている

生の世界から、誰か女性の声で、こっちにおいでと言っている

長生きするのは間違いない

でした。


翌日、朝一番の手術でした。

朝早いのに、病院まで時間かかるのに、ダンナも娘も来てくれて、手術室に向かう扉の前まで、娘が手を繋いでくれました。


手術台に横たわると、麻酔医の先生が、腕から麻酔入れますが、熱く感じると思うけれど、大丈夫です、と言ってくださり、両脇から看護師さんたちが励ましてくれました。

腕が熱っ!と思ってすぐ、視界は暗くなりました。


夢は多分短いと思います。

綺麗な花がたくさん咲いている野原に私は立っています。赤や黄色などの花ですが、形は覚えていません。そんなに大きい花ではありませんでした。

私の近くには、5、6才くらいのおかっぱの女の子がしゃがんでいました。

下を向いているので、その子の顔は見えないのです。

何かを話すこともなく、私はただ立っていて、その子はしゃがんでいる、それだけ。


現実から名前を呼ばれて、覚醒しました。

この辺りの記憶は曖昧ですが、病室に入ってきたダンナと娘と少し話した後、あまりにも眠くて

「ごめん、眠くてもう無理!」

と言ってまた寝ました。


次の日、手術室の看護師さんが様子を見に来てくれたのですが、夢の話をするのを忘れていました。


その後退院して、2週間後に術後の診察、そこからまた3週間後に診察とこれからの治療についての話がありました。

他の病院での治療があるので、その説明をしてくれる看護師さんに、手術室の看護師さんの話をして、夢の話をしました。パソコンに入力していて、あちらに伝わるようにしてくれたそうです。

その看護師さんも全身麻酔の手術をしたことがあるそうですが、夢は見なかったとのこと。

多分、見ていると思うのです。目覚めて忘れてしまっただけ。


私が覚えていたのは、手術室の看護師さんと霊能者さんに、夢の内容教えてね、と言われていたので、覚えておかなきゃ!と思っていたからだと。


退院後、霊能者さんに夢の話をしました。

小さな女の子は、私の成仏しているご先祖さまで、私がどうするのか、生きたいと思うのか黙って見守っていたそうです。



入院中はほぼ毎晩怖い夢を見ていたので、退院して一番嬉しかったのは家で眠れることでした。

最後の2日間は大部屋で、と言っても二人だけでしたが、その方も怖い夢を見たそう。

病院ですし、色々ありますよね。

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全身麻酔中に見た夢 かびごんべ @mappi

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