カイのスローライフ志向が、周囲の個性派たちをどんどん巻き込み、システィナの天才……いや天災ぶりと三つ巴の駆け引きで、気づけば冒険よりも危険地帯に。そしてカイの鈍感さが絶妙なバランスで、ルナとセレナの想いをほどよくすれ違わせる。怒る・照れる・拗ねるの応酬が、もはや戦闘シーンより熱い。スローライフのはずがまったくスローじゃない、賑やかな旅の行方が楽しみです。