100億年後の宇宙の片隅でお嬢様は愛を叫ぶ

猫とホウキ

プロローグ

 ここは地球という星の日本という国──



 *



わたくしと付き合っていただけますか?」


 歩いていると、お嬢様な口調の女の子に告白された。このあたりにある女子高の制服を着ている。


 俺はお断りの返事をする。


「えっと、ごめん。付き合えない」


「何故ですの?」


「突然言われても困るし。年齢関係で法律的にもアウトっぽいし」


「それでは……わたくしが高校を卒業するまで待っていただけます?」


「うーん、待てないかな。俺、好きな子いるし」


「だったらわたくしが待ちましょう。あなたが好きな人に振られてチャンスが来るまで……たとえそれが100億年でも」





 そして100億年後。広い宇宙の片隅で俺たちは再会する。

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