第8話

連日サービス残業を続けていた俺は、

彼女とデートする時間も作れず、薄給のパートで使い潰されていた。


そんな俺だったが、いつかは自分のゲストハウスを作りたいと無茶な夢を考え始めて、筑紫野の彼女のばあちゃんちに目を付けるようになった。


そして彼女は、俺の夢の為なら何でも協力すると言って、サービス残業の実態を本社に報告して退職する方法を提案して来た。その上でばあちゃんちをゲストハウスにすることも提案して来た。


間も無く俺は、本社に現場の実態を報告した。


俺は、会社都合退職で社会保障の対象となったものの、現場の管理者達は遠方に左遷させられた。


俺は一旦、マルちゃん正麺の工場に転職して、お金を貯めた上で筑紫野ゲストハウス計画を考え始めた。


それにしても俺は、周囲を巻き込んで騒動ばかり起こす男である。


触るな危険。

俺に触れたら火傷するぜ。

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