第12話 個性派だらけのクラス、チートな双子のせいで自身喪失?

(魔凛まりんの魔法がリングイッチに向かう)


(リングイッチ)

ほっほっほ...まだまだ荒削りな魔法だがとても素晴らしい...

ほれ!(杖を上に上げる)


バリバリバリ...(下から土の壁が現れた)


バァァァン!!(その土壁に魔法が当たった)


(ギャル子)

けっほ...けっほ...(咳き込む)

砂煙やばすぎなんですけど...

目に砂入ったし!!


(真面目田まじめだ)

何がどうなったんだ!?


(魔凛まりん)

すごい...おじいちゃん...

私の魔法じゃ全然傷1つ付けられなかった...


(リングイッチ)

いやいやお主も凄いぞ

初めてでこれだけほ魔法を使えるんだからな。

それにわしの場合は魔法を上手く扱えているからただの土壁でもこれだけの強度を保てておる。

だがお主はまだまだ初心者...これから学べば

わし以上になれるほどの才能を持っておるわ、いやはやここまでの者が現れるとは

ガーッカカw(笑っている)

して...あちらはどうなっているのかな?


(闘化とうか)

上手いこといなされてる...

僕とこいつじゃ身長差のがある分僕が不利だけど

それにしても有効打がない...

ザッ...(後ろに距離をとる)


(アリドガシ)

ふむ...お前何か格闘技でもやっていたか?


(闘化とうか)

まぁ...前の世界で少しね。

それにしてもおじさん何が剣メインの割になんでそんな動けるの?

剣士はみんなこんぐらい動けるの?


(アリドガシ)

いや、俺の場合剣以外にも様々な事を覚えたからな、それの名残だ。

さて...あちらは終わったようだし俺らも終わらせるか...


(闘化とうか)

そうだね...


ザッ...

闘化とうかが動きアリドガシの懐へ...顔面へのパンチと見せかけ体を回転させ

本命の後ろ蹴り...狙いは腹部...


(アリドガシ)

いい作戦だ、勉強になった。

(闘化とうかの無防備な片足を蹴り転ばせた)


(闘化とうか)

なっ!?バランスが...


バタン!!(何とか受身を取った)


(アリドガシ)

お前の負けだ。

転んだ闘化とうかの首を腕で締める

これが実践なら俺はこのままお前の首を本気で締め上げて俺の勝ちだ。


(闘化とうか)

そうだね...僕の負けです。


(それを聞いたアリドガシは腕を外した)


(アリドガシ)

大丈夫か?一応軽く蹴ったつもりだが怪我はしてないか?(腕を差し出す)


(闘化とうか)

大丈夫です。貴方が手加減してくれたので(そう言い手を取って立ち上がる)


(他のクラスメイトが近づいてくる)


(クラスメイト)

うおお!!闘化とうか!!すげぇ戦いしてたじゃねぇか!!

魔凛まりんちゃんの魔法凄かったよ...


(ギャル子)

さすが双双姉弟♪̊̈♪̆̈

お互いに凄かったねぇ〜


(魔凛まりん)

ギャル子私たち姉弟じゃなくて双子だよ...

それに私たちの苗字でセットにしなくていいでしょ...


(ギャル子)

ごっめーーん♪̊̈♪̆̈

でも2人とも凄かったから!


(魔凛まりん)

ごめんとか言ってるけどこれ言うの何回目...?

まぁいいんだけど...


(リングイッチ)

ほっほっほ...互いにすごいのぉ

双子でそれぞれ別の特技があるのか...

姉の方は魔法のスキル、弟の方は武術のスキル...

2人で完成されているパーティじゃな。


(アリドガシ)

そうだな。2人とも訓練すればとてつもない才能になる...

少しは希望が見えたな...


(リングイッチ)

そうじゃな、それにまだまだ他のものたちも居る...

どんなスキルが眠っているのか楽しみじゃ...


(虫鏡むしかがみ)

闘化とうか魔凛まりんお主らのスキルはすごいな。

まだまだこれから強くなれるらしいし伸び代しかないな。


(魔凛まりん)

そうだね...でもしばらくはあの2人は越えられないかな。

闘化とうかの方も見てたけど私たちじゃまだ相手にならないかな。


(闘化とうか)

そうだね〜魔法もまだまだ扱えないし2人で練習だね〜


(空中に火の玉を出している)


(虫鏡むしかがみ)

な!なんじゃ闘化とうかなぜお主が魔法を使える!!


(リングイッチとアリドガシがこちらを向く)


(闘化とうか)

なんかさっきからみんな勘違いしてるけど僕たちのスキルは魔法と武術だけじゃないよ。

もう1つのスキル【2人で1人】...これは僕たちの視覚や思考色々な物を共有出来るスキル。魔凛まりんの魔法も僕は使えるし逆に僕のスキルは...


(魔凛まりん)

おりゃ!!(木を殴る)


バダン!!...ミシッ...ミシッ...バッザーーン!(木が倒れた)


凄いわね...前の世界の何倍も強化されてるわ...

闘化とうかの身体能力もここまでなかったし...


(虫鏡むしかがみ)

お主ら元の世界でも互いの景色や互いの出来ることはお互いにできるとか

言っておったがまさかスキルでもそうなのか!?


(魔凛まりん)

うん。前からずーと言ってたでしょ?私たちは2人で1人だし

お互いができることはなんでも出来るって。


(リングイッチ)

な、なんじゃそれは...

ということは魔法は弟の方も使えて...

姉の方もアリドガシと戦えるじゃと!?

だーハッハッハwなんてことじゃ!!

こんな事あっていいのかぁ?

ガーハッハッハッw


(アリドガシ)

おいおい待て...お前たちは2人ともあのような魔法も体術もできるのか!?


(闘化とうか)

そうです...それに体術の方は僕より姉の方が強いです。

後僕ら2人の考えは全て共有されてるので2対1なら誰にも負けません。


(アリドガシ)

そうか...

なんと言っていいか分からないがお前たちの世界の住人は全員こうなのか?


(虫鏡むしかがみ)

おいおいなんだそのチートは...

お主らだけでこの世界救えるんじゃないのか...?


(ギャル子)

やばすぎなんですけど〜笑

うける〜笑

てか2人が強すぎて私らが弱いみたいになるんですけど〜?


(リングイッチ)

まぁまぁとりあえずじゃ。

この2人が規格外なのは間違いないとして...

他の皆も確認するぞ!

早くしないと日が暮れてしまうわ


(真面目田まじめだ)

みんな各々スキルを確認して!!


(そんなこんなで夕方になる頃にはクラスメイト全員のスキルの確認を終えた)


(リングイッチ)

では今日はここまで!!

皆家に帰り休め!

では解散!!


(そうして今日のスキル確認は終わった)

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