概要
あなたが失ったものを、わたしはまだ知らない
大切なものは失ってから気づくと言うけれど、失ったものすらわからないでいたら?
高校3年のあの夏の日、全てが変わった――
綿矢史渚(わたや しお)は、中学1年生の校外学習の日に自分を庇ってくれた黒崎拓海が気になり始める。そしてその気持ちはいつしか恋へと変わっていった。
野球に打ち込んでいた黒崎の、「今は甲子園に行くことしか頭にない」という言葉を聞き、告白もできないまま中学を卒業。
追いかけるように進学した汪実高校で迎える高校3年の夏。
大事な甲子園への出場を賭けた試合の前日、黒崎は史渚の前からいなくなった。
高校3年のあの夏の日、全てが変わった――
綿矢史渚(わたや しお)は、中学1年生の校外学習の日に自分を庇ってくれた黒崎拓海が気になり始める。そしてその気持ちはいつしか恋へと変わっていった。
野球に打ち込んでいた黒崎の、「今は甲子園に行くことしか頭にない」という言葉を聞き、告白もできないまま中学を卒業。
追いかけるように進学した汪実高校で迎える高校3年の夏。
大事な甲子園への出場を賭けた試合の前日、黒崎は史渚の前からいなくなった。