男性たちに伝えたいこと
森本ヴィオラ
男性たちに伝えたいこと
世の男性たちに対して諦めたくない。
諦めるということは、すでに下駄を履いている男性たちを、さらに甘やかすことになるのではないか。
いわゆるザ・ホモソ男性たちには、言いたいことがたくさんありすぎて書ききれないのだが、一つだけ言うとするならば、あなたたちはおそらくすでにハラッサー・加害者になっている可能性が高い。もし今からでも責任がとれるのであれば、ぜひ行動に移してほしいし、そうでなくても自身のハラスメント気質や加害性に気づけたならば、今後の言動を変えていくことができる。(とはいえ、この言葉が当事者には届かないであろうことがもどかしい。)
そうでない男性たち(草食系を含む)にも、まだまだお願いしたいことがある。それは、友人やパートナー間で、お互いをケアすることを学んでほしいのだ。どこでもいいので喫茶店に入り、他愛もないおしゃべりをし、愚痴を言い合い、傷を舐め合おう!後悔を曝け出し、弱音を吐き、不安を語らおう!注意してほしいのは、ここで「効率」や「解決」などということは考えてはいけない。なぜなら、この世の中には、そのような尺度では計れない大切なもの(感情とか健康とか命とか)があるからだ。
あなたたちはこれまで、自分の感情に名前をつけてもらえなかった、言語化する機会を与えられなかった、あるいは意図的に無視して頑張らざるを得なかったのでしょう。
でも、サン=テグジュペリも言っています。「かんじんなことは、目に見えないんだよ。」
競争、能率、肩書、役割、実績……これらではどうしようもできない「かんじんなこと」があると気づいてほしい。
男性たちに伝えたいこと 森本ヴィオラ @morimoto_viola
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