Earth and Sun and Moon

 吸血鬼実在の衝撃の前には、歴史上のどんな偉大な発見も霞んでしまう。

 科学がこの世の全てを解き明かす。そう言われた時代に本物の神秘が現れたのだから。


 あらゆる自然科学の権威が吸血鬼の解明に挑み、敗れ去っていった。

 臓器も骨格も細胞も、形態においても挙動においても、どれだけ観察しようと通常のホモサピエンスと何一つ変わらない。ヒトとの生殖さえ可能だった。

 スーパーフィジカル、不老、超再生力、変身、そして不可解な脆弱性のメカニズムを誰も見出すことができなかった。

 何故彼らの体組織が日光と銀で消滅するのか。

 何故、反射された日光であるはずの月光はどれだけ収束しても全くの無害なのか。

 何故、純銀が教会での祝福を経ただけで効果を発揮するようになるのか。

 何故、他者の所有する建物に入れないのか。

 あまりの不整合。それもあきらかに恣意的に、呪術的に。

 人々はそこに、神の実在を見出さずにはいられなかった。

 ニーチェの宣告から約七十年、神は蘇ったのだ。


 そこで問題になるのは、神が吸血鬼を善悪どちらに定めたか、だ。

 この問いに「悪」と答える者たちがいる。

 曰く、奴らは悪魔だ。

 太陽と聖銀、共に神の恩寵で滅びるのが何よりの証拠だ。

 始祖ドラキュラは地上に降臨した悪魔ドラクルそのもの。血を介して己が魂の断片を人間に流し込み分身とするのだ。

 血を注がれた人間の魂は滅び去り、代わって悪魔の魂がその身を支配する。

 人間時代と変わらず見えても、それは悪魔が記憶を読み取り真似ているに過ぎない。

 悪魔派でもとりわけ過激な、エクソシズムと称して実力行使を躊躇わない、聖銀の武器を帯びた狩人ハンターたちが、加賀美ライラと戦うべく、現在荒湧市に集結しつつあった。

 獲物が大物だからというだけではない。 

 彼らを奮い立たせる事実があった。

 ここまでの被害者四人のうち、風波と槇原は対吸血鬼討伐ギルド『銀十字』の一員だったのだ。

 三件目も、斎藤晴臣は団員でないものの、現場となったバスに同ギルドのメンバーが乗車していた。

 

 ハンターを狙う。

 敢えて昼間に犯行を行う。

 敢えて牙痕を残して犯人は自分だと明かす。

 無意味な縛りを課した犯行は劇場型犯罪者の典型と言っていいだろう。

 かの切り裂きジャックは文書で新聞や警察を嘲笑ってみせたが、加賀美ライラの嘲笑の的は、警察や大衆以上にハンター、わけても銀十字にちがいない。

 面子を潰された彼らも黙っているわけにはいかず、必ず報復すると声明を発表。聖銀のナイフ、シルバーバレット装填のガスガンなど合法ギリギリの武装をしたハンターたちが連日市内を巡回し、住民の不安を加速させている。


「真昼ちゃんも団員みたいっすよ」

「まあ、あの様子ならな」


 球地たまち明日乃あすのがもたらした新情報に、月生は納得しつつも嘆息する。

 加賀美ライラ捜索を依頼してきたが、調査員が仇の同族と知るや否や罵声を浴びせて帰っていったのは前日のこと。そのことを聞かせると、じゃあ依頼なくなったんすね、と球地。


「太陽は勝手に探すそうだ」


 僕と月生が見つければ評判爆上げで依頼人も激増でしょ、と。

 見つけられなきゃタダ働きなのだが、見つけりゃいいじゃん、と返される。

 その上、雇用主の月生にも当然のように時間外労働を強要してくる。とんだブラック社員だ。


「あー、じゃあその後なんすかね」

「何が」

「昨夜、ウチにもメール来ましたよ。『事件のこと教えて』って」

「……すまん」


 場所は郊外の駐車場。前向きに停めたミニバンの車内。

 助手席で缶コーヒー片手にへらへら笑う球地は、捜査一課所属のれっきとした刑事であり、若くして警部の立場にいるキャリア組であり、加賀美ライラ事件の捜査本部メンバーでもある。

 球地は月生の詫びをいえいえ~と流しつつ、バッグから分厚い書類の束を取り出し、月生に手渡そうとする。


「何だ?」

「捜査資料っす。ウチは二人なら解決できるって信じてるんで!」

「それでも警察かキミは」

「逮捕するのが警察ならいいでしょ。警察だって民間の手けっこう借りるじゃないっすか。ウチらはお手柄、お二人は報奨金、Win-Winっしょ」

「俺は探偵の仕事中だ」

「ウチも。奇遇っすね」


 なら捜査に戻れと返すが、これも捜査の一貫とのことだ。聞き込みに行くと言って出てきたと。

 現在の月生は、この駐車場の斜め前に位置するホテルを見張っているところだ。依頼人の夫と会社の部下がを終えて出てくるのを待っている。膝の上のラップトップで別件の書類作成と並行して。

 そこに、電話一本で場所を聞いただけで押しかけてきたのが球地だ。

 当たり前のよう持ち出してきた捜査書類を手に。

 呆れながら、太陽が迷惑をかけたこともあり押し切られる形で書類に目を通す。

 重さや書類の手触り、専門用語のオンパレードに懐かしさを覚える。

 月生はかつて刑事だった。

 所属は捜査一課。辞める前の最後の数ヶ月、コンビを組んでいた相手が配属されたばかりの球地だ。


「こりゃ酷いな」


 パラパラめくってまず目に留まったのは、加賀美ライラ事件の忘れられた一件目、佑月朝海殺害事件の資料。

 この事件が後の三件の前に霞んでしまっているのは、犯行時間が夜というだけではない。他にも大きな相違点があるために盛り上がりづらいのだ。

 まず、佑月朝海がハンターと全く無縁であること。

 第二に、遺体の凄惨さ。

 資料に添付された写真の一枚目、地面の芝を赤黒く染め上げ倒れ伏す朝海の遺体は、人体の原型を留めないほどに損壊されている。

 資料には生前の写真も添えられている。ふくよかな体つきの女性だった。

 しかし遺体は頭部の輪郭が変形し、鼻は潰れ右目が飛び出すなど、顔での判別が望めないほどぐちゃぐちゃだ。損壊は頭部に留まらず全身に及び、極めつけに首はほとんど千切れかけていた。

 発見されたのは自宅からほど近い山道の入口。

 発見したのは真昼だったらしい。よく山菜を採りに入っていて、当時も山に行くと聞いていたが連絡がないから心配で……と。資料には彼女の証言が添えられている。

 

「何か気になることありました?」

「まあ、この首だな」


 月生は裂けた首の断面を指した。

 単純にひときわ大きいから目立つ、というだけではない。

 どうできたのか、気になるのはそこだった。

 後の三人と同様、朝海の遺体も大学病院で司法解剖が行われ、書類には解剖に当たった監察医の所見が添えられている。

 それによれば、他の外傷はそれぞれ死後に鈍器で潰されたり刃物で切り刻まれたりした可能性が高いという。

 対して文字通り首の皮一枚と言えるほどに断裂した頸部は、皮膚とその下の筋肉が内側からの強烈な圧力でめくれ上がり、頚椎もやはり内側から圧し折られている。体内で爆発でも起きたかのようだが、ならあるはずの火傷痕などはない。監察医からも不可解な傷、とお墨付きだ。


「コウモリ状態で口から入って、喉で人間態に戻ってパーンってなったんじゃって、会議では」

「だとしたら逆に傷が地味だな」


 コウモリ姿の加賀美ライラを見たわけではないが、そのサイズでも口腔から食道に潜り込もうとしたなら口や咽頭の筋肉は大きく裂けることになるだろう。そういった痕跡が見られないからこそ、監察医も不可解としているはずだ。


「まあ、傷の謎が解けたところで見つからないことにはどうしようもないが」

「それ言ったらおしまいでしょ」


 ミステリのトリックの大部分は、自分が犯人だと特定させないために用いられる。

 今回のように初めから動かぬ証拠があれば極論トリックなどどうでもいい。

 ただ、その犯人が見つかっていないのだけが問題だった。

 警察は謎の解明など二の次で捜索に最大のリソースを割いている。

 聖銀のジャケットと銃で武装した機動隊員が、身を隠せそうな場所を徹底して洗う。警察からすると邪魔者だがハンターたちも同様のパトロールを行っているはずで、しかしどちらも手がかりなしというのが現状だ。


「トリックを解いたら潜伏場所わかったりしないっすかね」

「どんなトリックだ」

「全然わかってないってことは、逆にどんな可能性もあるってことじゃないですか?    

 何でも考えましょ。脳みそガンガン使ってかなきゃボケますよ」

「まだそんな年じゃない」


 とはいえ気になるのはたしかだ。

 一体どうやって、加賀美ライラは日光の中で人を殺したのか。朝海と後の三件のバリューの差はそこに尽きる。


「日光に耐性ある説ってどう思います?」

ヤツがそういう真似をしても驚かんね」


 嘲弄家の神スニアラー説。

 吸血鬼を、神の悪ふざけの産物とする見方だ。

 神は人類を混乱させ、分断させ、争わせてそれを眺める遊びのためにわざわざ悪魔的な性質を与えたのだ、と。

 月生はスニアラー派だ。

 この説に従えば、現状の仕様にいい加減飽きたスニアラーがアップデートを加えたというのはない話ではない。

 加賀美ライラだけなのはお試し期間か何かに過ぎず、他の吸血鬼も耐性を獲得……それどころか、吸血鬼では飽き足らず、魔女や人狼にユニコーン、ブギーマンに妖怪変化が跋扈する世界にいずれなるやも知れない。


「まあ、耐性説が正しいなら推理なんかしても無駄だ。ひとまずトリックを前提にすべきだろう。その上で見るべきは三件目だな」


 その言葉に球地は待ってましたとばかりに自身も薄型ラップトップを立ち上げる。

 呼び出したファイルは、バス会社から提供された防犯カメラ映像だという。当然、三件目の現場となったバスの。


 再生画面には車内を斜めの角度で俯瞰した光景が映っている。シートは満席で立っている客もいる中、球地は三列目右のシートに腰掛けた、ガリガリに痩せたジャージの男を指さした。

 この男が被害者の斎藤晴臣だと。

 斎藤の、風波、槇原との相違点は、周囲を大勢の人に囲まれ、そして死ぬまでの一部始終が映像に記録されていることだった。それをこれから確認しようという。


「ずいぶん客が多いな」

「この日、B級グルメ祭りってあったんすよ。それ目当ての客がほとんどっすね。ちなみにこのメタボのおっさんが乗り合わせてたハンター。やっぱり会場行くために乗ってたって言ってます。斎藤さんと体型も服も場所も全然ちがうのに間違えますかね」

「とりあえず、再生してくれ」


 映像が流れる。斎藤はシートで携帯を弄っている様子だった。

 この事件に着目すべしと考えるのは前二件より格段に困難だからだ。

 何しろ広いとは言えないバスの車内、客の多さからしても目撃される可能性が高すぎる。だというのに犯行はなされた。

 犯行が困難であるということはクリアする手段が大きく絞られることを意味する。密室殺人が路上の通り魔より解かれやすいのはミステリでは常識だ。


「死んだのは多分、十分後くらいっすね? 早回ししていっすか?」

「彼、何か変じゃないか?」


 防犯カメラの解像度でもわかるくらいに、斎藤の様子はおかしかった。

 携帯電話を弄っているのだが、手を止めてあちこち見回し、何度も大きく息を吐くのを繰り返し、加えて震えているようにも見えた。


「禁断症状っすねこれ。ヤク中だったって話なんで。携帯も売人当てのメールが打ちかけで残ってました」


 遺体の尿からも大麻の成分が検出されたし、極端に痩せているのも大麻の副作用に体重減少があるためだろうと。

 斎藤は薬欲しさに犯罪に手を染め、出所後の更生プログラムもドロップアウト、妄想や幻覚も出ていた……という球地の説明を聞きつつ彼の死を見守る。

 落ち着きはないものの特段の目立った動きも見せないまま、着席から十分三十秒、斎藤は唐突にがっくりと項垂れ、以後終点に至るまで走行に合わせてわずかに揺れるばかりだった。

 問題の瞬間までの十数秒を0.5倍速で繰り返す。

 牙痕は左手のひらにあったという。映像内の左腕は手前の女とリュックサックに隠れて見えないものの、肩の角度からして少し持ち上がっているように見える。

 画面を拡大し、凝視する。もちろん加賀美ライラが映ることはないが、斎藤の腕や手首が少しでも映っていれば何かの手がかりになるかも知れない。

 ダメだった。女の長い髪や着膨れしたダウンが邪魔している。

 それから少し経ってバスが停車。例のB級グルメ祭りの会場近くらしく、客が一斉に降りていく。残った客は斎藤――多分死体――と居眠りしている老人だけだ。

 また最初から再生。当たり前だが代わり映えのない光景が続く。


「みんな死ぬほど見返してるけどもう目新しいことは出そうにないっすね」

「……今の動き」

「ああ、ちょっと揺れてますよね」


 球地が言う通り、女の体が揺れる瞬間があった。映像全体から見ると車体が揺れたわけではないらしい。タイミング的にはまさにこの直後、斎藤は血を吸われたと思われる。


「やっぱ、後ろでライラが何かしてたんすかね。この人はそれに押された?」

「何にせよ、『日光を遮断できる』かつ『人目につかない』手段か」


 実のところ吸血鬼が日中に活動する方法は存在する。シンプルに遮光性素材で全身をぴっちりと覆ってしまえばいい。宇宙服の技術を転用した吸血鬼用ボディスーツがいくつかの企業から出ているし、信頼性は劣るが自作も不可能じゃない。

 そういうものを加賀美ライラが着ていたとしよう。

 吸血の際に牙が露出することは避けられないが、手のひらは人体で最も柔らかい部位だ。口元を覆うようにして、陰になった状態のまま牙を突き立てる……となれば殺人自体は可能そうではある。実際、前の二件はそのようにして説明できてしまう。

 しかし、問題は三件目だ。

 遮光スーツ姿は言うまでもなく目立つ。

 場所は乗客でごった返す車内。

 いくら現代人が周りに無関心とはいえ、全身ボディスーツ姿の子供、というこの上なく印象に残る人物を運転手はじめ確認の取れている客全員が覚えていないなんてことがあるだろうか。


「会議で出た案だと、子供の体なのを活かしてスーツの上から肉襦袢を着るとかシークレットブーツを履くとかハリウッドの特殊メイクみたいな覆面を被るとかして、見た目人間と変わらない姿で殺してたんじゃないかって」

「なるほど」


 力業だが全くの不可能ではないようにも思えた。ただ。


「そういう客の情報はあったのか?」

「ぜーんぜん」

「だろうな」


 本当にそんな格好をしていたら、どれだけがんばっても不自然で印象に残る姿になるのは避けられないだろう。すし詰めに近い車内で誰からの証言もないというのが全てだ。


「太陽はコウモリに変身したらいけるんじゃないか、と言っていたが」


 斎藤の事件が報じられて間もない頃だ。

 吸血鬼は、人間態でなければ吸血を行えない。

 犯行の瞬間、人間態の加賀美ライラがそこにいたのは確実。

 しかし、それ以外は別に人間態でなくてもいい。

 太陽に付き合わされる形で、日没後のバスに月生は乗り込んだ。月生がバス内でバッグのファスナーを開け放ち、太陽の変身したコウモリが宙へ飛び出すと変身を解除。血を吸う真似だけすると、また変身してバッグ内へ戻ってみせる。


『これなら共犯のヤツとかいればいけるんじゃないっ?』


 瞳をキラキラ輝かせる太陽に、月生は首を横に振った。

 お前に今の真似ができたのは夜だからだ、と。

 たとえ人間態で遮光スーツを着ていたとしても、変身の瞬間には裸のコウモリの姿を晒してしまう。

 コウモリの姿でバッグ内から飛び出す瞬間、犯行を終えてバッグ内へと戻る瞬間、どれだけ迅速だったとしても、秒速三十万kmで注ぐ光を浴びないのは不可能だ。

 その瞬間に彼らは消滅する。

 吸血鬼の体組織は消滅する際、強烈に発光する。

 喪光アポリュケーと呼ばれる現象だ。

 バスの車内で起きたなら乗客全員の目が眩んだにちがいなく、やはり覚えていないなんてことはあり得ない。

 さらに、当時の車内は大勢の人目があったとわかった今、輪をかけて不可能になった。突然ボディスーツ姿の女児が虚空から出現するのだ。やはり目立たないわけがない、と。

 加賀ライラはこんな状況で殺人を犯し、客の印象に残ることも、太陽に焼かれることもなかった。

 これは一種の密室殺人だ。犯人が吸血鬼だからこその、太陽と人の目による二重密室。

 一体如何にして。


「片手間に考えることじゃないな」


 捜査書類を球地に返し、ホテルの見張りを続行する。


「悪いが、後で俺にも送ってくれないか?」

「やーっぱ乗り気じゃないっすか」


 太陽くんをどうこう言えないっすよとからかいつつ。


「刑事に未練、ないんすか?」

「ない」即答だったが、球地はあまり信じていない表情だ。

「今だって夢中じゃないですか。刑事の仕事好きだったでしょ? 警察に残るのだって」

「好き、とはちがう」


 たしかに、刑事時代の月生はいわゆるワークホリックと見なされるくらい、仕事に生活を捧げていた。

 事件がない時も書類仕事の傍ら、過去の未解決事件のファイルで机を埋め、休みの日も仕事のことを考えるのに費やしていた。球地の勘違いも当然だろう。

 しかし仕事自体が好きなわけではなかった。罪を許さない使命感からでも多分ない。


「暇になりたくないだけだ。余暇を楽しめる人間じゃないからな、俺は。今も、幸いやることがあって助かってるよ」

「なるほど! じゃあこれからもジャンジャンやること持ってきますから」

捜査それは自分たちで解決してくれ」


 球地はるんるんと擬音が浮かびそうな表情で帰り支度をする。ドアを閉める間際、「でも、暇つぶしってだけじゃないっすよね」と言う。


「太陽くんがいるからでしょ?」と。




 




 

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