第5話 願いを込めて
悠也が「あぁ、終わった。夏休みの宿題」と思って居ると、加奈が「あぁー、夏休みの宿題が終わらずに夏休みが終わっちゃった。結局、夏休みの宿題がたんまりだ」とガッカリして居た。
加奈が「数学、難しくなかった?」と悠也に声を掛けた。
悠也が「数学、俺は解答を丸写ししたよ。本当は駄目なんだろうけど」と加奈に伝えた。
知紗が「本当に2人共ダラしないわね?私なんて数学を勉強して居たからすぐ分かったわよ」と加奈達に話し掛けた。
先生から「数学の丸写しはいかん。放課後残って反省文を書きなさい」と言われた。
悠也は仕方なく放課後に残り、数学を解けなかった反省文を書く事になって、しばらくして家に帰って行った。
知紗が「あーぁ、皆して反省分なんて可哀想」と言いながら喫茶店でメロンソーダを飲んで居た。
そこの喫茶店で窓際から知紗が見えて、加奈が「はぁ、どうして1人でメロンソーダなんか飲んでんのよ。私もメロンソーダを飲もうかな」と知紗と対面して座った。
冷たいメロンソーダを飲んで、加奈が「はぁ、美味しい。こんな暑い日はメロンソーダよね?」と知紗と寛いで居ると、そこに太一が居た。
加奈が「何で太一先輩がこんな所に?」と驚きながら太一を見て居た。
太一が「失礼な?俺だって、喫茶店で涼みたい時だってあるわ」と加奈に返事を返した。
加奈は「そうですよね?でも何で此処に来たんですか?」と太一に聞き返すと、太一が「俺達も此処で落ち合う事があるからさ」と笑って話をして居た。
加奈が「じゃ、私はこれで退散します。後は2人でごゆっくり」と喫茶店を後にした。
知紗が「今日も月が見えるかな?次に向かって願い事を言うの」と太一に話し掛けた。
太一が「へー、月か?最近見ないな」と話をした。
知紗が夜になって、外で月を眺めながら「今度こそ好きな人が出来ますように」と願い事を託した。
その近くで太一が「皆に幸せが訪れますように」と月に向かって願い事を託した。
そうして、知紗が「何を願ったんですか?」と太一に声を掛けると、太一が「それは、皆に幸せが訪れますようにかな」と知紗に返事をした。
知紗が「良いですね。私はもう好きな人が出来たんで願い事も何も関係無いですけどね」と笑って、太一にキスをした。
そうして2人は幸せに暮らした。
まん丸お月様 影山 みはつ @mihatsu1865
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