第3話 羨ましい
知紗は「暑いな。皆して海に行っちゃったから、私だけ独りぼっち」と何故か切なくなって居た。
太一が来て「うわ。此処涼しい。何?1人なの?」と知紗に声を掛けた。
知紗が「はい、そうです。私だけこんな所に居てもつまらなくて寂しいのは分かって居たはずなのに」と太一に話し掛けた。
太一が「良いんじゃないのか?1人で居たって皆で来た事には変わりないんだから」と眩しいくらいの笑顔を見せた。
知紗が「早く帰ってくれば良いんだけどな」と悠也達を待って居た。
するとしばらくして、悠也が「もう、戻らないか?」と加奈に話し掛けた。
加奈が「えぇ?もう?早くない?」と悠也に対して反論した。
悠也が「俺は、知紗が待って居るから戻るよ」と加奈に話し掛けて知紗の居るログハウスに戻って来た。
知紗が「あ、悠也。お帰り」と悠也を出迎えた。
太一が「あ、ごめんなさい。2人の邪魔をする訳じゃなかったんだけど」と手を振り返した。
知紗が「良いんです。別に恋人では無かったですし、話があるなら3人で話をして居ても良いんですよ」と太一に返事をした。
太一が「あぁ、ありがとう。じゃ、お言葉に甘えて」と悠也達に話をした。
その頃、加奈は「あれ?此処どこ?」と周りを見渡すと深い海で足が付かなかった。
加奈が「助けて?誰か」と手を海の上に出したり沈んだりして居る所で、奏が「あれ?加奈ちゃん居ないね?何処へ行ったんだろう」と海の浅瀬から、深瀬まで泳いで行ったら、加奈が溺れて居て助けに行った。
泳ぎながら、深瀬から泳いで奏が浅瀬まで、加奈を救い上げた。
加奈が「ゴホゴホ」と咳をして、水を口から吐いた。
太一が「おーい。どうしたんだよ?」と慌てて奏の近くまで走って来た。
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