クルージアム

影山 みはつ

第1話  異世界の果てに

キミは、この物語を知って居るかい?


キミの物語が始まる。




三嶋 功太は、図書館で何も無いなと思いながら大きな欠伸をする。


そこへ、知明が来て「功太、功太。何で図書館で寝て居るんだよ?閉館になるぞ」と起こされた。


図書館の本が一冊だけ落ちて居て、功太が「何だ。これ?」とその本に釘付けになって、本を開くと功太は本の中に入ってしまった。


キミは、この物語を知って居るかい?と黒い洋服のローブを着た老人が功太に話し掛けて居た所で夢から覚めた。


リスキーが「お前誰だ?」と功太に話し掛けた。


功太は「俺はって、この世界は何処なんだ?」と思わず飛び起きた。


リスキーが「知らないんだな?此処はクルージアムって言う国だ」と功太に話し掛けた。


功太は「へー。俺の住んでいる世界は涼しくて、此処は砂漠地帯。まるで暑いな」と腕が段々赤くなってくるのが分かった。


リスキーが「このローブ、一つ余って居たんだ。着るがいい」と柄にも無く優しく接して来た。


功太は偉そうにと心の中では思って居たが「サンキュー」とお礼を言った。


横から「お前さん見ない顔だね?俺はポポラだ。リスキーの相棒なんだぜ」と親指を立ててグーサインをした。


リスキーが「お前、言う事が暑苦しいな?わざわざそんな事を言いに来たのか?」とポポラに指摘した。


ポポラが「すみません。ついつい、一番弟子が偉い師匠につく事が出来て幸せ何で他の人に自慢したくなってしまって」と何故か誇らしげな顔をして居た。


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