第35話 事後
「人の物を勝手に使うなって習わなかったか?」
爆発の威力は元の武器の攻撃力に比例する
俺は胴田貫を手放す際に「一夜の名刀」を発動させていた
胴田貫のようなレア武器は惜しいが、緊急時なので仕方がない
銅の槍とは桁違いの爆発は敵の魔王もしっかりと吹き飛ばしてくれたようだ
爆煙と一緒に目を背けたくなるような肉片と赤い染みが周囲に散らばっている
悪い意味で少し慣れてしまったのか
目の前で自分の行為で死んだ者がいても
何とも思わなくなっていた
それどころか若干の達成感を感じて
現れる通知の喜びに目の前の悲惨な光景が気にならなくなる
【敵対魔王の死亡を確認しました
敵支配領域が自軍のダンジョンに組み込まれます】
Lv.18→25
身体能力 D→D+
魔力 D−→D
物理耐久 E+→D
魔法耐性 E→D
【魔王用ステータス】
造命 D−→D
錬成 E→D
【獲得スキル】
・
低級武器を作る際、品質が悪い同じ武器を20個作成する
・ポルタ―ガイスト Lv.1→3
・半径10m以内の物体を20個まで動かせる
・強肩 Lv.2→3
・身体強化 Lv.2→3
・索敵 Lv2→3
・黒足 Lv2→3
・「小鬼の頭目」Lv.2→3
1.5倍の消費ポイントで自分のダンジョン以外で総合値E以下のゴブリンを召喚出来る
【獲得固有スキル】
【
透明な魔力の帯を全身に巻き、テーピングを施す
防御力が上がり、僅かだが身体能力も向上する
【
魔力を消費し体の強度を大幅に向上させる
僅かだが自然治癒効果がある
Lvが7も上がったおかげで固有スキルも2つ獲得したのはデカい
女性陣も大幅にレベルが上がったようだ
【ユキ、ミユ Lv.15→22】
身体能力 F+→E+
魔力 D−→D
物理耐久 D−→D
魔法耐性 E→D
【ユキ 獲得スキル】
・戦いの唄 Lv.2→3
・水魔法 Lv.3→4
・治癒魔法 Lv.2
・固有スキル『軋命の
敵全体の能力を下げる
【ミユ 獲得スキル】
・火魔法Lv3→4
・クイックリロードLv.2→3
・治癒魔法Lv.1→2
・固有スキル『
魔力が切れた際に1度だけ手持ちの魔法の威力を大幅に上げた
一撃を放つ事が出来る。クールタイムは24時間
【獲得アイテム】
・『欺瞞の
自分のレベル表示を
(眷属のレベル表示まで操作可能 レベル4以上の鑑定には通じない)
・蒼精の
魔力及び魔法耐性が強化される
・深紅の
火魔法への耐性及び、火属性魔法が強化される
正直武器の方が欲しかったが
レベルが勇者側に比べると高くなりすぎていたからありがたい
女性陣の防具のグレードアップもデカいし
後は錬成でユニーク武器が出来るのを祈っておこう
川越魔王の眷属に関して確認するが
やはり魔王は造命や錬成にステータスを割り振る事が多いから
戦う力が低いな
とりあえず今日は特に命を奪う意思は無く
やって欲しい事がある場合は都度連絡を入れる事を通達する
それにしても体が怠い
やはり1日2回の侵攻はアラサーにはキツ過ぎるな
若い二人も疲れてるように見えたので早々に解散する
色々とやりたい事や確認したい事があるが
今日はさっさと風呂に入って寝てしまおう
どんなに疲れていても湯船につかる事は大事だ
風呂に入らないと体力は5割しか回復しないが
湯船につかれば8割以上まで回復することが確約されているからだ
特に冬場の風呂は喉の乾燥を潤し、血流を良くするなどの
医学的な効果が最も発揮される
こんな健康的な回復魔法を使わない手があるだろうか
などと風呂に入るまでの怠さを理性的な思考で押しつぶし
髪まで乾かした俺はそのまま布団にくるまって無事朝を迎えた
無事風呂に入るミッションを達成出来た俺は
気持ちのいい目覚めと共に1日を始める事が出来た
全身が筋肉痛で、何故か膝まで痛いのは年のせいだろうか
太ったのか着替えると服が少しキツく感じる
それとも筋トレで筋肉が大きくなったのだろうか
なんてTwi〇〇erに上げたら
筋トレに自信ニキに袋叩きにされそうな事を考えていると
新しい通知が来ていた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます