第33話

『オレの“オ”ダイの“ダ”マリの“マ”キイチの“キ”で、オダマキ。オレたちのグループ名は、オダマキだな!』

『オレの“オ”って…』

『まあまあ、ダイ。あんなに意気揚々としてるからさ』

『さすがのフォローだね、きーちゃん』

『ああもう“つべこべ”うるさい!“とにもかくにも”オレたちの名前は、オダマキだからな!忘れるなよ!約束だ!オダマキの約束!なにがあっても、どんなに苦しくても、守りあって、生き続けること!』












自由を必ず手に入れると、自由に対する勝利への決意を、

涙の膜を張った瞳で誓った4人の子どもたちは。


大人になって、みんないっしょに、還っていった。

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