第7話

この世界に飛び込んで。


訳も分からず、努力して。

仕事して。


逃げ出したい期待に、全力で応えて。

踏ん張って。

繋げて。





それでも、褒められることなど滅多にない。

貶され陥れられ見下されるのが当たり前。



出る杭は打つ、足があれば引っ張る。

他人を蹴落としのし上がるのが、正解。



そんな厳しい世界で。

なんのメリットもないのに。



私を見つけてくれたのは。

私を助けるよう導いてくれたのは。







大袈裟かもしれないけれど。




レンさんだけ、だったの。

レンさんだけが、助けてくれたの。








そんなこと、はじめてだったの。

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