百本の花束を、君に。
第1話
別に、好きでもなんでもなかった。
ただ可哀想で、ほっとけなかった。
それは人として、当然のことだろ?
扉の向こうにある声は、自分の功績に酔い痴れるような高揚感で満たされている。
たぶん、この瞬間。
私の心は、完全に閉ざされた。
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