第22話
軋むベットの音が、非日常を醸し出して。
子どもじゃないかよの声が、非現実を現す。
ただ、終わらせてあげたかった。
大切な相手の闇を、取り除いてあげたかった。
それが、どんなに残酷なものだったとしても。
それこそが、俺に出来る精一杯で。
それだけが、唯一の家族に贈ってあげられる、最大の愛情だった。
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