第20話 ゴーレム
鉄の砲弾魔法が駄目か。
ならば。
「【翻訳】」
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翻訳スキル
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│日本語 ▼│→│英語 ▼│
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レーザー照射。
🎤
laser irradiation
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「【文字置換】」
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文字置換スキル
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│侍魔法言語パターン2 ▼│
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【laser irradiation】
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【謀ったな…… してやられたわ…… そりゃ!! 死ねるか!! お主? 裏切ったのか? 死。謀殺とはのう。もらった!! ふむ、嫁をもらったのか!! [幕]酒。(笑) 拙者は酒に呑まれれたぞ。(笑) もらった!! さあ、飲め!! もらった!! 足軽になどやれぬ、笑止千万!! そりゃ!! 掛かれ、勝利目前ぞ!! そっ首!! 獲るぞ、目指すは大将首ぞ!! 酒。(笑) いざ、気炎を上げ、参らん(笑) そりゃ!! 身分を忘れ、存分に楽しむが良い!! むっ…… 戦になりそうじゃ…… 酒。(笑) 慰みぞ(笑) キンカンかっ? どこでそのような芸を覚えたのじゃ? 茶器!(驚) そなたにつかわすための物ではないぞ!(驚) 】
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スキルの表示は見られないと思うが、何があるか解らない。
魔法だからな。
一応パターンを変えて、囮として侍呪文帖の適当な箇所を開く。
そして、無詠唱。
ヴィーダーハルの服は燃えたが、体は燃えない。
真っ赤になっただけだ。
「まさか、ゴーレムか?」
「ばれるとはね。見直したよ。でも、それで?」
吐き気は治まらない。
本体を探して殺さないと、戦いは終わらない。
もしくは、攻撃方法を見破るかだ。
攻撃方法は何だ?
駄目だ、気分が悪くて集中できない。
攻撃方法を解明する魔法。
「【翻訳】」
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翻訳スキル
┌──────────┐ ┌──────────┐
│日本語 ▼│→│英語 ▼│
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相手の攻撃方法を解明する。
🎤
Discover your opponent's attack methods
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「【文字置換】」
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文字置換スキル
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│侍魔法言語パターン3 ▼│
└────────────────────┘
【Discover your opponent's attack methods】
📕
【茶の湯。(笑) 茶会じゃ仕度せい。(笑) 城!(驚) 身体で築城するとは見事な芸よ!(驚) おのれ…… 好敵手に後れを取って悔しいのか、次で汚名をそそげ…… ふっ、まいった…… 降参じゃ…… 安穏じゃ。片時の平和よな。落ち武者? 士官したいとな? く…… 仕方あるまい、譲歩してやる……
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そして、無詠唱。
駄目だ、魔法失敗。
俺がいま思いつかないから、無理ってことだな。
それらしいヒントがあればまた結果が違うのだろうけど。
くっ、立ってられなくなった。
片膝が地面に着く。
屈辱だ。
いい気になっていたからだな。
3大門派の序列10位はこんなにも強いのか。
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