永遠に眠る場所

枯れた葉に白い花が儚く咲く

石碑さえも水のように流れる場所に

君と僕は眠っている


永遠に眠るのだ

この身が灰と化しても


鐘の音は日常を揺らすけれど

星座は夜空に果てを示し

太陽は果てしなくコロナの炎を放ち続ける

海と番うと永遠となるのだろうか?


涙の痕が深い土に染み込み

やがて誰もがここに還るだろう

非生物へと変わりゆく存在は

本当に永遠となるのか?


けれど、枯れた葉に

また白い花が咲きこぼれるとき

循環は成され

永遠は一瞬を取り戻す海と番うと永遠となるのだ

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