ウツツを抜かず。

鬱病信者

I日

深夜「3:xx」

呪われている。

呪いとは誰からも理解されず同情されないものだ。

みんなから身勝手に非難される。

その人にならなければ理解できないそういうものだ。

だから何も言えない。享受するしかない。

私はどうすれば良かったのだろうと思うことがある。だが、そう考える度に私がわたしである限り、この結末は逃れることなんてできなかったと確信する。そうでなければならない。何故ならそうでなくてはいけないからだ。

あれ?何言ってるんだろう。なんだか分からないがとても気持ち悪い。なぜ気持ちわる、いやうん。いや、やっぱり気持ち悪いな、僕。


もう寝よう。


朝起きた。

時計見る「6:50」

着替え

準備

時計見る「7:10」

スマホを見る。

適当にYouTubeを見る。安心する。少し眠いから眠気を誘う動画は見ないようにしよう。

時計を見る「7:20」

出。歩。駅。

誰かに見られているような気がする。見るな。声が聞こえる。名前が聞こえたような気がする。うるさい。目線を感じる。見るな。消えろ。死ね。

電車に入る

椅子を1つ消費する。スマホを見る。「7:42」

イヤホンを探す。ついでに中身を視認する。

イヤホンをつける。本当は目隠しも付けたいところ。YouTubeを開き適当に動画を見る。画質を下げ、1ヶ月を何とか乗り切ろうと考える。音量確認も欠かさない。恥をかくには行かない。


眠い。寝てしまおうか。行って何がある。何の利益があるというのだ。全部がどうでもいい。意味なんてない。僕は所詮、人間社会でしか生きられない。そう生きることしか許されていない存在。学校に行き、就職して何になる。40年働いて何になる。遅れて何になる。私が居なくとも誰も気にしはしない。

「「「お前は死ぬべきだ。なぜまだ生きている?迷惑をかけない為に今すぐ死ね。お前が死んでも悲しまれない。何故ならお前がそうだからだ。お前がそうしたように。誰もお前のことは気にしていない。構って欲しいだけ。お前はそうだ。死ねる人は誰にも言わない。死ねる人は待たない。死ねる人は今すぐにでも。死ねる人はすごい。死ねる人は頑張っている。なぜお前は未だに呼吸をしている?。」」」

時計「7:58」

出。学。

友人に会う。唯一と言ってもいい。優しくしてくれる。趣味も会う。だかr「「「浮???????」」」

学着。



無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無


■き「4:30」

■■が■しかけて■■た。(疲れた。やめてくれ。)


「■■はどうしたの?」


「苦笑」(ごめんなさい。)


「■んでるって聞いたよ?」


「K笑笑笑」(苦苦苦)


「■■■だよ笑笑」( )


「そろそろ電車来るからじゃあね笑」


「■た、■ん■」



イヤホンをつける。

眼球イヤホンをつける。

前頭葉イヤホンをつける。


部屋に入った。やっと。ふぅー安心。

着替えもせずにYouTubeを見る。無心で。何も考えず。でもすごく眠い。なのに見たい。でも眠いたい


起きる「0:10」

リビングに行ってご飯を食べる。母の残り物。これが母の味ってやつなんだろう。

今日は金曜日。明日から休み。いや今日が休みか。はぁ。疲れた。寝たのになんだろうこの倦怠感は。はぁ疲れる。誰とも関わり合いたくない。関わらなければ不幸にならない。誰とも話したくない。少しでも自身を構成するタンパク質から離れたい。自分の馬鹿さ加減に呆れる。絶望する。社会の残虐性で溺死する。


もう何も考えたくない。


部屋に戻る。腹が満たされ、少しだけ自分の何かが埋まったような気がした。気がした。ただそれだけ。ベットに寝そべりスマホを取る。YouTubeを開き無心になる。眠気はほぼない。私は朝まで無の世界に入り込んだ。

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