Our Bond Novel Relay ~私たちの絆が物語を紡ぐ~(ぴぽこサイド)

ぴぽこ

第7話

第6話はこちらです(byあの天才大作家、詩さんです!!)

https://kakuyomu.jp/works/16818792440686505228/episodes/16818792440686507365


最初から見たい方はこちらのまとめサイトを参照ください!

https://kakuyomu.jp/works/16818792439757544319


それでは第7話はぴぽこがお送りします。楽しんでね〜


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「助けてくれたあの人……一体何者なんだろう」


私、天都あまつ 宵華よいかは事あるごとに考えてしまう。


唯一、その正体がわかるのは、私の机の引き出しに入ってる謎のボダンのみだ。

無くしたりしないように大切に保管している。


去り際に「何かあったらこのボタンを押してね」とか言われたが...

今のところなにもないから押せてない...

というか、もしあったとしても押す勇気がない。


てか、これ、どう見てもこれ、防犯ブザーだろ。


なんかこれに秘密とかがあるんだろうか。

色々調べてみようとしたが...


「よいか〜、ご飯できたよ〜」


母に呼ばれてしまう。

すぐに下に行かないと「せっかく作りたてなのに!!」とか言われて怒られる。

仕方ない...後で調べよ


そして、机の引き出しの中にしまう。

いや、そういえば、机の中だったら、本当になにか起きたとき、このボタン押せないな...


そう思って、制鞄のポケットの中に入れる。

ちゃんと外からは見えないな...よし。

こんなのほかの人に見られたら絶対からかわれちゃうもん。


「まだ〜?」


母に急かされる。


「はいは〜い、今行きま〜す。」




「なんで告らなかったの?」


俺、東雲しののめ 虹斗にしとはなぜか妹の奈菜ななの前で正座させられている。


「い、いや〜、別に好きじゃないし。」


「はいはい、これだから宵華ちゃんが帰るとき、春渡はるとと2人で家まで送るとかいう、謎の状況になるんだよ。」


うぅ...何も言い返せない...

ちなみに、結構な地獄絵図だった...


「自分から恋人繋ぎしに行く度胸はあるのにね」


「い、いや、だから別に好きじゃないって。」


「あ〜、もうわかったわかった。

虹斗の代わりに宵華ちゃんが私のお姉ちゃんになればいいのに」


「うっ」


そう言い捨てて奈菜は自分の部屋に戻ろうとする。

心にダメージが...


「1つだけアドバイスだけど、もっと相手の気持ちに寄り添って会話したほうがいいと思うよ。

いつまでもツンデレなままだったら、宵華ちゃんほんとにどっか行っちゃうよ。

あとね、女子って、さり気なく優しさをアピールしたら、結構高感度上がるよ。」


はい、勉強になります。


なんだかんだ言って奈菜はちゃんと応援してくれるし、アドバイスも少しずつくれたりするので文句が言えない。

何よりの理由は奈菜もめちゃくちゃかわいいからだけど。


なんか、学校ではかなりモテてるらしい。


いいな〜


...

...

ところで、この前、宵華が助けてもらったイケメンって誰なんだ?




「ふぅ〜、緊張した。」


僕、楼野さくらの 春渡はるとは宵華ちゃんを家まで送ったついでに、虹斗の家からそのまま帰った


なんで、虹斗はあそこで急に宵華ちゃんと恋人繋ぎしようと思ったの?

勢いに乗っちゃって僕もしちゃったけどさ...

まぁ、そこも含めて虹斗はかわいいんだけどね。

虹斗のオリジナルグッズとか出たりしないかな〜

キーホルダーとか作って筆箱につけれたらいいのに。


それにしても、恋人繋ぎしてるとこ、宵華ちゃんのお母さんに見られたとき、めっちゃ恥ずかしかったな...


僕が宵華ちゃんのことを好きになっちゃったのは、あの事件以来だ。

事件っていうのかは不明だけど。


今から約2年前、僕たちは小学校からの幼馴染、4人で帰っていた。


全員同じ小学校で、同じ中学受験の塾。

そして。苦楽をともにして、この県で2番目に偏差値が高いと言われている此希音このね学園に合格した。


なんか、つるかめ算から始まり、流水算とか仕事算とかニュートン算とか色々勉強した。

初めてニュートン算を習ったときは心が折れそうになって親に相談したな〜。


で、なんやかんやあって、虹斗が直前のテストで、「此希音このね学園 D判定」とか出していが、全員、無事に第1志望のこの学校に受かった。


そして、自然の流れで中学生になっても、この4人で固まっていた。

もう1人はどうしたのか、って言うと別になってことはない。


なんか自分探しの旅に出たのだ。

ある意味羨ましいと思う。

だって、ちゃんと自分自身について見つめてられているのだから。


そして、中学2年生の末で、公立中学校へ転校していった。

そういえばあいつ、元気かな〜


まぁ、イケメンだったし、多分大丈夫だろう。


と、とりあえず、話を戻して...

ちょっぴりあの事件の話をしよう。

僕が、宵華ちゃんのことを、気にするようになった日のことを。


そういえば、あの時が宵華ちゃんの素顔を初めてちゃんと見たときかもしれない...



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ここまで読んでくだれてありがとうございます


あの〜、話、色々広げ過ぎちゃいました...?

ま、まぁ、選択肢を増やした、という解釈でお願いします(人∀・)

全部回収していただかなくて大丈夫です


次回は星守さんです

https://kakuyomu.jp/users/hoshimori_0-0

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3日後に更新される予定です。

お楽しみに〜

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