リサ先輩!命令も過激…です……
リサ先輩は、私の手をそっと包み込みながら、じっと目を見つめてきた。
その瞳がきらきら光って、私の心臓をまた早鐘みたいにさせる。
「ルリちゃん……この“ほぼひもバージョン”、ただ持ってるだけじゃつまらないよね?」
「えっ……」
頬が一気に熱くなる。持ってるだけで恥ずかしいのに……。
先輩はゆっくり顔を近づけ、いたずらっぽく笑った。
「だからね、私が指示した日に、ちゃんと履いてきてほしいな」
――し、指示!? そんなの……恥ずかしすぎる……っ。
「次のデートの日、ちゃんとこれを履いてきて。もちろん私以外にはナイショ」
頭が真っ白になる。映画館で、先輩の隣で、こんな大胆なショーツを履いているなんて……。
心臓がぎゅんぎゅん鳴って、足先まで熱くなる。
「だ、大丈夫……かな……」
私は声を震わせてつぶやく。
リサ先輩は、にやりと口角を上げて私の反応を楽しむように見つめてきた。
「じゃあさ……今すぐ、はいて帰る? この後、どこかで――」
「えっ……そ、それは……っ!」
頭が一瞬で真っ白になる。外に出るなんて、絶対に無理。
恥ずかしさで息が詰まって、首をぶんぶん横に振った。
「む、無理ですっ! そんなの、ぜったい……!」
声が裏返ってしまう。
先輩は肩をすくめながらも、意地悪そうに笑みを深める。
「ふふっ、やっぱり断るんだ。かわいいなぁ……」
私はうつむいて、手をぎゅっと握りしめる。胸の奥がぎゅんぎゅんして、涙が出そうなくらい恥ずかしい。
そんな私に、先輩はぐっと顔を近づけ、低い声で囁いた。
「じゃあ――デートの時には、はいてくるのよ?」
「……っ」
耳元に届くその響きだけで、背中がびくんと震える。
「今日じゃなくていい。だけど、私が指定した日には、必ず、はいてくること。いい?」
私は小さく口を開きかけては閉じて、どうしても返事できなくて、でも逃げられなくて……。
やっと絞り出した声は、情けないくらい震えていた。
「……は、はい……約束します……」
リサ先輩は、満足そうにうなずき、私の目をのぞき込む。
「よろしい」
その瞬間、胸がどくんと跳ね、全身が甘い痺れに包まれる。
すかさず先輩がにこやかに笑い、囁く。
「大丈夫だよ。ルリちゃん、そういう“秘密”を持ってると、もっとかわいく見えるんだから」
「……そ、そんな……」
俯いて顔を隠したくなるのに、先輩の声が耳に残って甘く響いて、体の奥がじんわり熱を帯びていく。
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