Monologue

黒ヰ 鳶

『■■■■ について』 1

 これは破れたメモの一部である。


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【廃墟ノ国について】

 廃墟ノ国は実在せず、想像の中で呼吸をしている。

 場所は不明。その名の通り、廃墟に囲まれた国であり、『捨てられ■もの』だけが訪れることが出来る。

 ここには、異形と呼ばれる「人ならざるもの」と住人がいる。人間は廃墟ノ国に居続けることは出来ない。


【人間に現れる症状について】

 初めは身体の痙攣、幻覚、幻聴が症状として現れる。

 これらの症状は、原因不明の恐怖が関係していると考えられる。症状が現れてから数分後、精神的に追い詰められ、人間は自ら命を絶つ。症状が現れる前に、異形に襲われる者も多い。そして■■■■■■、■■。

 稀に、恐怖への耐性を持ち、生き延びる人間もいるが、彼らは行方不明として取り扱われ、戻ってくることはない。


【住人について】

 住人は人型である者が多い。ほとんどの住人は猫や虫といった、生物の■■■■■■■■■■■■。住人の中には、元■■であった者もいる。


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 この先は破られていて、読めない。


『この場所に、帰り道はないのか?誰か、誰か助けてくれ!』

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