タヌキングが90年代ソングを語る

　タヌキングは平成元年生まれ、90年代ドンピシャ世代である。

　その上で母が歌が好きで、よくカセットテープで録音した歌を流していた。それを聞きまくった影響で、90年代の歌を聞くと何故だか心安らかな気分になってくるのである。今の歌も良いが、心を落ち着かせるなら、やはり90年代の歌である。

　90年代といえば様々な歌手が自分達の色を出しつつ、良い歌を歌っていた。Bz、ZARD、エレファントカシマシ、大黒摩季、ＧＲＡＹ、ミスターチルドレン、スピッツ、ブルーハーツ、ザイエローモンキー、ゆず、ＳＰＥＥＤ、相川七瀬、DEEN、うんうん思い出せばキリがない。

　大黒摩季の【あなただけ見つめてる】でポケベルが出てくるのが何とも懐かしく、時代を象徴してるよなって感じがする。ZARDのボーカルの坂井泉水さんはもうこの世には居ないが、あの透き通った歌声は今でも脳内再生することが出来る。何故だか子供の頃はミスチルとスピッツを混同していたことがあるが今となっては良い想い出である。母親に連れられてBzのライブにも行ったし、DEENはタヌキングが最初に買ったCDである。ブルーハーツの何にも縛られない自由な楽曲も好きだし、ゆずを聞けば自分の青春時代のことを思い出してしまう。

　アニソンも90年代の物をよく聞いてしまう。勇者指令ダグオン、超者ライディーン、ママレード・ボーイ、スラムダンク、ドラゴンボールZ、無責任艦長タイラー、トランスフォーマービーストウォーズ、アイアンリーガー、天空のエスカフローネ、この辺を聞くとノリノリになってしまう。

　アニメ大全集みたいなカセットもよく聞いていたし、この辺の歌手のねっとりとした歌い方が癖になり、あぁ90年代だなとノスタルジックな気分になる。今の子がこの時代のアニソンを聞くと古臭いと思うのだろうか？だとしたら少し悲しいなぁ。

　このエッセイを書いている時も、90年代の名曲たちが頭に流れ込んで来る。贔屓するわけではないが、90年代って本当にいい時代だったと思う。2000年以降の曲もタヌキングのストライク世代だが、それはまた今度の機会に話すとしよう。

　これを機に90年代の歌を聞いてみようと思う若者が増えることを祈りつつ、このエッセイを書き終えることにしよう。

P・S

天空のエスカフローネは真綾さんの歌う【やくそくはいらない】も良いけどEDの【ミスティックアイズ】も良いね♪