junk foodってオイシイよね?

@arakuneiove4869

第1話

~junk food~


junk foodそれは人を魅了する食べ物。


junk foodそれは人を強くする食べ物。


junk foodそれは人を愉悦に導く食べ物。








~junk food ¥500~

~ゴブリンバーガー ¥5000~

~オーク肉のロースステーキ ¥15000~

~トレントのシャキシャキサラダ ¥23000~









junk foodそれは人を魅了する食べ物(値段)。


junk foodそれは人を強くする食べ物(食欲)。


junk foodそれは人を愉悦に導く食べ物(空腹)。





いや、まぁ言いたいことがあるのは分かる。


いきなりゴブリンやオークとかなんのこっちゃって感じだろうが世界各地でえらいことになっちまったんだよなぁ。


そう、世界各地の遺跡や建築物、更には洞窟まで探せば幾らでも見つかり続ける【ダンジョン】と呼称された物が発見された。


ダンジョンの中では見たことも無い生物が生息しており、人間を見れば見敵必殺とばかりに襲いかかってきて少なくない犠牲が出てしまった。


しかしその生物を殺した後に出現した武器を手にした者達は次第に殺される者から殺す者に変わり始めた。


1人では殺されるだけの者でも、2人となれば背を守り、3人となれば背後から奇襲し、4人となれば徒党を組んで、5人となれば囲んで殺し、と集まりながら殺し続けて気づけば周りには戦利品が山のように積み上がっていた。



その日から世界は幸か不幸か新たなるステージに進んだ。ダンジョンから出現する生物を殺し、手に入れた武器や防具、アイテムを使い自身を強化


しかし全ての人がその糧にありつける訳ではなかった。

その糧を得るには数多くの選別をくぐり抜けた者にしか手に入らない貴重な物も多く持ち帰られた。



食生活も大幅に変わり、ダンジョン産の食材はどれも美味しく更に自身のステータスの強化や極稀にスキルも習得出来ると分かればダンジョンに挑み続ける理由も増えていった。


ただダンジョンに挑む人は増えたが怪我や死亡によって安定した食材等の確保が難しいと考えた人々によって作られたのが【生存安定所】だった。


生存安定所ではダンジョン内で得た品々の売買や武器や防具、アイテム等の開発や販売、ダンジョン産の食材を使った飲食店も多く出店していた。


その結果ダンジョンで得た品々は生存安定所で武器や防具に変わり、食材として人々の空腹を満たし活力を与えまたダンジョンに挑むのサイクルが安定して廻るようになっていった。


ただダンジョンに挑戦出来るのは生存安定所で資格を得た人のみと決まっており、登録しなければいつの間にか消えていると噂されるので人々は生存安定所で登録した後、ダンジョンに挑むのであった。



そんな話をした後だが、俺は生存安定所で登録はしていない。目的はjunk foodである。


junk foodはダンジョン産の料理を作った残りで作られた食べ物で食べれば多少なりともステータスの上昇も期待出来ると登録資格の無い人にとっては有難い食べ物だった。


「junk foodのセット2つお願いします。」


「はい。junk foodセット、2つで¥1000でございます。」


俺は¥1000丁度渡しレシートを受け取った。

このレシートには当たりがあり、当たればjunk foodが倍になるサービスが受けれるので期待して見れば当たっていた。

俺は直ぐにレシートを見せ当たっている事を説明し、junk foodは倍になって提供された。


ここは生活安定所にてダンジョン食材を使用した料理を楽しめる食事処【もう食えねぇ】だ。


名前の理由は大盛りは基本、2倍、までは同じ値段設定な為ダンジョン関係者だけでなく、一般の人でも利用しに来る美味い店だ。



さて、見ての通りダンジョン食材は高い。理由は食べれば食べる程ステータスやスキルが上がる他ドロップ率の上昇も報告として上がっている。


更に魔物の魂が体に宿り様々な恩恵を授かりダンジョン探索に役立つ事もある為こぞってダンジョン食材を食べるようになっていった。


しかしダンジョン食材は高い。1番メジャーなゴブリンでも¥5000とダンジョン探索で稼いでいるか、親が探索者か、実家が富豪でもないと気軽に食べる事も出来ない値段になっている。


そうなってしまうと貧富の差が大きくなり続ける一方なので対策として作られたのがjunk foodである。

このjunk foodはダンジョン食材の余った物や捨てる所等をミンチにした物をパテにしてハンバーガーにした物になる。

junk foodはミンチに使用した食材によって味や食感も異なり頼む度に新たな食事が楽しめる1品となっている。

ダンジョン食材を使用している事もありステータスの微上昇や経験値の取得量上昇もあり、探索者になっていない人限定で格安での販売になっている。

一応探索者でも注文は出来るがダンジョン食材をふんだんに使った食事の方が味も効率もいい為、このjunk foodは探索者になっていない人向けであり探索者の数を増やして収入を増やしたい一心の策である。



あとこのjunk foodには食欲増進効果もあるらしく食べる量が明らかに増えた。

最初はjunk food1個でも何とか食べきれるかんじだったが、今ではjunk food2個でも食べきれるようになるくらいだ。



食べ終わったタイミングで身体がキラキラと光だし適合が始まった。

適合とはダンジョン食材を食べた後に起こる現象で自身のステータスが上昇するだけでなくスキルも獲得出来るそうなんだ。



ただ現在日本では『全国民健康増進育成法』が施行されておりダンジョンに進入し、レベルを上げることを目的とした


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