生と死の答えを見届けたい。

死者を操る禁忌とされるネクロマンシーを授かった瞬間、主人公は家族からも領民からも恐れと嫌悪を向けられ、人生のすべてが暗転します。
努力を続けても報われず、寄り添ってくれるのは唯一の理解者リヴだけ。
胸を締めつけられる場面の連続ですが、それでも折れないクロムの姿に強く惹きつけられました。
特に、期待から処刑宣告へと転落する任命式のシーンは圧巻でした。
ここから彼がどのように村を開拓し、国を築いていくのか。
絶望から始まる英雄譚として、続きが気になって仕方がない作品です。
作者さんが出したいと言っている生と死の答えも見届けたいです。

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