主人公、藤崎 優司。
彼は何も語らない。彼は手で物を語る。
その姿勢は”静か”であり、けれど彼の手が触れた冷たいはずの金属には熱が宿る。
彼は何も語らない。
配線を切り、芯材をむき、触れてはいけない熱源を押さえこむ。
火花が跳ね、そこに”動”が生まれる。
これは、熱を内に秘めた青年の”姿勢”を描いたSF作品。
――と、普通そう思うでしょう? 思いますよね?
違います。とりあえず11話まで読んでみるのはいかがでしょうか。天地がひっくり返ります。
私も何も語りません。代わりに物語が語ってくれます。
何も言えない理由がそこにはあります。
驚きと熱が、きっとあなたを揺さぶるはずです。