ひとつの欠片

みぃ

やさしい欠片








やわらかに光る 記憶の淵

水面に浮かぶ 小さな船

たゆたう波に 揺られながら

静かに進む 時の流れ


ふいにこぼれた 笑い声

指の隙間を すり抜ける風

手のひらに残る ぬくもりだけが

確かにそこに 在った証


すべては過ぎ去り 姿を変えても

胸の奥に灯る ほのかな火

それは愛しい やさしさの

ちいさな ちいさな 欠片





やさしい欠片

やわらかい光

そっと包みこむ

きみの手のひらに

小さな やさしい欠片

ひそかにふるえる

ちいさな勇気

割れないように

そっと 温める

こころの奥で

きらきらと光る



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ひとつの欠片 みぃ @miwa-masa

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