第三関節高等学校

お米こまち

第1話 生まれたての僕らは。

ミーンミーンミーンン…

「おぎゃー!おぎゃー!おぎゃーーー!」

「おめでとうございます。元気な男の子が生まれましたね。」


20xx年8月、日本列島が最高気温45℃という、とんでもない猛暑に包まれている中、この地に産み落とされた1人の男。

名前はまだ無い。だけどきっと「ひでお」と命名されるだろう。彼がプールで泳いでいる時、親父とおかんの会話が聴こえてきたからだ。プールといっても皆が想像するような斜め窓ガラスの例のプールのような立派なもんじゃない。真っ暗で、でも温かい声がこだましてるカプセルのようなプールだ。プールの話で尺使いすぎだよね。そうだよね。さっさと次行こうぜ。

 

体感時間にしてわずか1秒、彼は高校生になった。日本のとあるド田舎にある県立の高校。第三関節高等学校が彼の通っている学校。この物語の舞台である。彼は骨密度主将をつとめており、活動内容としては主に校内の花壇の手入れや、各運動部への部員派遣をはじめ、インド○シアでのマグロ漁や、メキ○コなどへの麻薬の密輸など多岐に渡る。要するに何でも屋といったようなものだ。人間の身体にはエンチカルテンという一種の鎮痛成分のようなものが存在そていると誰かが言っていたが、ひでお君はそれを否定している。エンチカルテンではなくヒポポタチンタンだと彼は主張する。だが、マジでどうでもいい。ちなみにこれについては今まさに世界が注目をしている事案で、ひでお君は幼い時の記憶を辿り、とある疑問にぶつかった。「なぜあのとき父は、やっとの思いで見つけた"たまごっち"の色を白にしたんだろう…僕、水色がよかったのに」と。作者も思う。寝てるとき机の引き出しからピプーピプー…ってマジでうるさかったなと…。


次回、第三関節高等学校

「2度あることは3度ある、から1度で学習してほしい」


つづく…

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第三関節高等学校 お米こまち @rejojoex

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