だい8にゃ・魔法の練習?

「ふんぬ! ふんぬ! ふんぬぅぅ!!」


 今日も快適に『ぺち、ぺち、ぺち』と音を鳴らすと『にゃん! にゃぁん! にゃん!』と響く。


「ふぅ……」


 この、気分だけは最高に味わえる行為も、自分の下半身を見ると冷静になれる。


「はぁ……」


 双子丼で、ミーナちゃんに抱きつきながらモモちゃんに抱きつかれている姿勢から立ち上がる。


 ……お、おもい


 ここ数日は巨人退治を休んで魔法の研究を真面目にしている。

 迫り来る脅威を、このまま放置していたら深刻なことになってしまう。早くどうにかしないと……。

 でも、僕には一つ考えがあった。


「今日こそは成功させてみせるぞ!!」


 僕は双子に挟まれながらも、ジャングルヘ向かう。

 そして、一本の太い木に向かって杖を向ける。


「回れ! 廻れ! 舞い踊れ! 螺旋よ! 僕に力を授けてくれ! トルネード!!」


 僕の持った杖から、風が飛んでいく。

 風は木に当たるとドリルのように回転し、少しずつ木を削って行った。


 ここ数日間の修行で、木を傷つけるだけから、薄皮一枚へ、そして今では手が入るくらいの穴をあける事ができるようになった。


 僕は程良くいい感じになった穴をみてほくそ笑む。


「ウッヒッヒヒ。今日この為に僕は魔法を練習していたといっても過言ではない!?!?」


「いざ!!」


 僕は腰に手を当てた。

 しかし、つるっつるな肌に手が当たるだけで何もなかった。


「ッハ!? すでに全裸だった!?!?」


 木をしっかりと腕に抱き、腰を近づけると僕の息子ろどりげすは開いた穴にスッポリと収まった。


 長い間考えていたことだ、入らないのは互いに柔らかいからじゃないかと……。

 そこで閃いた! もしかして硬い物にぶち込めば入るんじゃ……?


「っは!? ぼ、僕って天才!?!?」


 それからは、滝のように汗をかく努力をしてここまで来た。


「……では、いきます!! イかせていただきます!!!!」


 腰を引き……力の限り打ち込む! 打つべし! 打つべし!? 打つべし!!


『パン、パン、パン』と今までとは少し違う、硬いものに柔らかいものが当たっている音がする。


「こ、これは!? な、なかなか!! いいぃぃんでぇはっ! ないでぇすか!?!?」


 僕が木に打ち込む行為を、すぐ横から双子のモモちゃんとミーナちゃんが見ていた。


「ぐっへへえへへへへ。外での公開プレイで興奮してるんだろ! ここか! ここなのか!?」


 僕は木を強く抱きながら、打ち付ける速度を早めていく。ふんぬ! ふんぬ!


「まったく、こんなに僕の○ンコを咥えこんで! この! この! そんなに僕のチ○コがいいのか! そんなに僕のチン○がいいのか!?」 ←大人の事情で三回言いました。


 はっ! なんだか、この木が愛おしく見えてきた……。


「じょ、じょ! じょばんにぃぃぃぃーーー!! ――っっっううぅ!!!」


 その時、鋭い痛みが走った!!


「いってぇぇぇーーー!!! じょばんにが刺さった!!!!」


 僕の○チ○ン○コには細い木片が刺さっていた。


「そ、そんな! じょばんに! 僕を拒むっていうのかい!? あ、あ、あんなに愛し合ったのに!?」


「――っう! そ、そんな事よりも早く治療しなくちゃ……」


 治癒魔法はまだ使ったことがないけど出来るのか!? いや、いまは考えている余裕は無い!


「さぁ! 妖艶でばいんばいんな女神様よ! 僕のチン○コを癒したまえ! ザオリ○!!」


 そうすると僕の息子じゃっくが癒しの光に包まれて、みるみる傷が治って行った。

 刺さった木片を残して……。


「Oh……」


 OK。よ~~く分かった、治癒魔法の特徴は良く分かったよ……。

 さぁ、今日はピンセットを探して抜き取ろう……。


 勿論、この世界にピンセットなんて無かった。代わりにナイフを渡された……。


 「……ファッ!?」

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