第64話 俺ってラッキー?

 俺が、ジルにとどめを刺そうと思ったときそれをカイが止めに入ってきた。


「そこまでよ」


 カイは、俺の胸に手を当てる


「どうして止めに入るんだ?

 お前もそいつのことが嫌いだろう?」


 カイは、何も答えない。


「カイ!

 ご主人様から離れて!」


 ソラが、そう言ってカイに指を向ける。

 なんだ?胸がざわめく。


「ソラ!

 そこから離れて!」


「どうしてですか?」


 ソラが、不思議そうに首を傾げる。


「ジャキ!ベル!

 今だ!」


 鞭を持った女が、地中から現れる。

 その女が、ソラに向かって駆け寄り鞭を伸ばす。

 そして、それを万桜さんが刀で受けめる。


「ベル!貴方の相手は私よ!」


「いいねぇ。

 アンタのその目、好きだよ?

 壊したくなるほどね!」


 ベルと呼ばれる女は、万桜さんを見て笑う。


「く……

 この声は、万桜か?

 ジャキ!ならお前がソラを!」


「了解!」


 そう言って風と同時に銃を持った男が現れる。


「ジャキ!

 確実にその女を仕留めろ!」


「ああ。

 女を殺せるなんて俺はラッキー?

 殺される女はアンラッキー?」


 ジャキは、そう言って楽しそうに笑う。

 何だコイツ……

 ヴィンとは、違った恐怖を感じる。

 なんだ?

 何とかしないとコイツは、本当にヤバい気がする。

 俺の直感がそう言っている。

 ジャキが、銃をソラに向かって構える。

 そして、銃弾を放つ。

 ダメだ、俺では間に合わない。

 俺が動けずにいるとそこにかみさまが現れる。

 その銃弾は、かみさまバリアでソラを護ってくれた。


「うむ。

 お前程度の攻撃……

 余には効かぬぞ!」


 かみさまが、胸を張って威張った。


「なんだ……

 男か、まぁ殺されるお前はアンラッキーってことで!」


 ジャキが、そう言ってかみさまに銃を乱射する。

 右手に1丁、左手に1丁。

 交互に撃ち放つ。

 しかし、かみさまバリアはそれを防ぐ。

 全ての銃弾を全て防いだ。

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