人が一人消えているのに、先に出てくるのがシフトの穴の話なんです。この順番がいちばん怖い。緊急事態だと分かっているのに他人事のように流されていく副店長の感覚が、嫌になるほど分かってしまいました。接客五大用語の復唱が虚しく響くところ、コーヒー片手に店長室へ消える背中。スーパーの手触りが本物なので、怪異が出てくる前からもうこの店が気持ち悪い。