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概要
いつもの帰り道に、それはずっと立っていた。
駅から家までの道に、一台の自動販売機がある。
珍しい飲み物があるわけでもない。
特別安いわけでもない。
ただ、私は帰宅するたび、そこで飲み物を買っていた。
ある日、見知らぬ女の子に言われる。
「お兄ちゃん、何か忘れてるよ」
それから少しずつ、私の中から何かが消えていく。
思い出せないのは、昔の歌や店の名前だけだった。
――そう思っていた。
珍しい飲み物があるわけでもない。
特別安いわけでもない。
ただ、私は帰宅するたび、そこで飲み物を買っていた。
ある日、見知らぬ女の子に言われる。
「お兄ちゃん、何か忘れてるよ」
それから少しずつ、私の中から何かが消えていく。
思い出せないのは、昔の歌や店の名前だけだった。
――そう思っていた。
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