概要
昭和でも令和でもない平成の切ない恋愛ストーリー
平成六年二月、受験のため新潟から上京した海斗は、電車とバスで四度も居合わせた千葉の受験生・三村道花と知り合う。親に捨てられ祖母に育てられ、病を抱えながら明るく振る舞う彼女と、スケートリンクで手をつなぎ、合格発表の日の再会を約束する。だが彼女は来なかった。半年後、ようやく繋がった電話口で道花が口にしたのは、思いもよらない頼みごとだった。恋人にも兄にもなれなかった十八歳の、ひと冬とひと夏の記録。
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