四つ目だけ、下手だったへの応援コメント
頼もしく見えた聞き手が、こちら側では数学の課題を気にしていたとは。あの一言の裏側に、少し笑ってしまいました。湊も迷いながら座っていたんですね。
借りた文章を使っていた柚木が、湊の返事にも、整った言葉と本人から出た言葉の違いを感じ取る。「四つ目だけ、下手だった」が印象に残りました。上手に話せる人と、上手に聞ける人に見えていた二人が、それぞれ自分の言葉に戸惑っているところに惹かれます。
ノートの通りにできたかを確かめるうちに、相手よりページを見てしまっている。その気づきも鋭いですね。最後の白い二ページを、すぐに埋められないところが好きです。何を書けばいいのか分からない湊の迷いまで、この隠れ家には残っているように感じました。
作者からの返信
ありがとうございます!
頼もしく見えていた湊も、内側では数学の課題を気にしていました。
二人とも、上手にできることと、
自分の言葉でできることが少しずれているんですよね。
「相手よりページを見てしまっている」というところや、
最後の白い二ページまで拾っていただけて嬉しいです。
湊の迷いにも付き合ってくださって、ありがとうございます。
傘は持っていたへの応援コメント
砂糖を返すまでの時間を延ばしたくて、もう一杯頼んでしまう。その小さな行動に、柚木の恋心が伝わってきました。
整った文章を借りる理由が、うまく伝えたいからだけではなく、断られても自分自身が拒まれたことにはならないから、というところまで届くのが切ないです。隠れ家の男子が、答えを教えるのではなく、言葉が途切れても待ってくれる。その沈黙が、柚木自身の声を取り戻す時間になっているように感じました。
明日から変われると約束せず、今夜は送らない。それだけの変化が、ここまで大きく感じられるんですね。最後の「傘は持っていた」で、雨の中を歩いた場面に戻って考えたくなりました。
作者からの返信
フミオ オーガスタさん、丁寧に読んでくださってありがとうございます。
もう一杯頼む小さな行動から、柚木の恋心を受け取っていただけて嬉しいです。
借りた文章が、自分を守るものにもなっていたところまで拾ってくださって……。
「今夜は送らない」という小さな変化と、
最後の傘の一文を大切に読んでいただけて、とても励みになりました。
傘は持っていたへの応援コメント
コメント失礼します。
文章を送るという何気ない行為を通して、自分の気持ちと向き合っていく過程が印象的でした。
「傘は、持っていた。差していなかっただけだった。」という締め方がとてもいいですね。
心情がしんみりと伝わってきました。
自分自身の言葉で話すことは大切ですものね。
わたくしのところへお越しくださいましてありがとうございます。
引き続き楽しませていただきますね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
こちらこそ、お越しいただいたうえに丁寧に読んでくださって、とても嬉しいです。
最後の一行を拾っていただけたのが何よりでした。
あの一文に向かって書いていたようなところがあるので。
「自分の言葉で話す」は、この作品でこの先も何度か形を変えて出てくるテーマです。
次の話からは見える景色が少し変わりますが、
引き続きお付き合いいただけたら幸いです。
三つのうちの、二番目への応援コメント
仲直りできたのに、そのとき自分は悪いと思っていなかった。それが、関係がよくなったあとも消えないというところが切実ですね。川瀬さんを本当にいい子だと思っているからこそ、感謝された言葉が重くなる。うまく収まったことだけでは片づかない気持ちが伝わってきました。
「またそれですか」には、もう誰かの用意した言葉で収めてほしくない、という抵抗を感じます。でも、自分で話そうとすれば、すぐに言葉が出るわけでもない。その不器用なやり取りの先にある「明日は、ない」がよかったです。
最後に、隣で吹いている川瀬さんの二番がよく聞こえる。謝る言葉を借りたときとは違う形で、相手へ気持ちが向き始めたように感じました。
作者からの返信
ありがとうございます。
仲直りできたことと、自分の気持ちに折り合いがつくことは、
同じではないんですよね。
川瀬さんをいい子だと思うからこそ、
残ってしまう気持ちを受け取っていただけて嬉しいです。
「明日は、ない」と、最後に聞こえる二番まで丁寧に拾ってくださって、ありがとうございます。
三話続けていただいた感想、どれも嬉しく読ませていただきました。