第21話 追跡
湯治場を出て、三日が過ぎた。
街道から山沿いの小道へ移ると、荷車の轍が消え、草鞋の下には乾いた土と木の根ばかりが続いた。道を選んだ楊文は、分かれ目ごとに足跡を見、休むときにも来た方を見渡せる場所へ腰を下ろす。
追手のない日が、四日目になろうとしていた。
山の奥まで蝉の声が満ち、朝のうちに歩いてきた道も、日の盛りには白く照り返す。樹陰へ入って背を休め、水の残りを確かめながら暑さの退くのを待ち、日が傾けばまた立つ。夕闇に道が沈む頃には、沈曉が先へ回るようになっていた。
水はあるか、と後ろから声がする。あと二里で沢があります、と答えれば、今度は足を気遣う声が来る。大丈夫ですと返す間に曲がり角を越え、楊文の姿が樹に隠れても、その声は道を伝って届いた。
*
四日目の夕方、沢で水を汲んでいた沈曉は杓を止めた。
水底の石は見えたまま、その上を、樹影だけが上流から近づいてくる。枝は揺れていなかった。
杓を岸へ置いて立つと、背後で剣の鍔が鳴った。
「何か来るのか」
「……はい」
「幾つだ」
「三つ」
乾いた紙と焦げた朱に、甘い腐臭が混じっている。丹房で薬を煮詰めすぎたとき、蓋の裏に籠もる匂いを辿るうち、樹の間に衣の裾が見えた。
草鞋が枯れ枝を踏み、垂れた手が袖口から覗く。沈曉の目はその肩から首へ上がり、そこで止まった。
顔がなかった。
額から顎まで滑らかに皮膚が張り、目の窪みも鼻の起伏もない面へ、夕日が平たく当たっている。
同じ樹の後ろから二体目、沢の対岸には三体目が現れた。背丈も衣も揃った三つの身体は、胸を息に動かすこともなく、足もとへ長い影を落としていた。
「……なんだ、これは」
楊文の声が掠れた。
「幽鬼か」
「違います」
沈曉は一歩前へ出た。
「幽鬼は、生きていた者です。これは、生きていたことがない」
最初の一体が、同じ歩幅のまま近づいてくる。足の着く場所だけが手前へ移り、棠梨村の格子越しに見た夜の男の姿と重なるより早く、楊文が沈曉の前を横切って抜き打ちに薙いだ。
腕が一本、肩から飛んだ。
乾いた屑を散らして岸へ落ち、紙のように縮れてゆく腕を横目に、楊文は足を踏み替え、返す刀を胴へ入れる。衣が割れて藁が覗く。その裂け目を抱えたまま、人形は残る片腕を振り下ろした。
掌が楊文の肩口を掠め、衣を裂いた。
半歩退けば追い、さらに半歩を退いても掌は離れず、踵が石に触れたところへ、三度目の腕が落ちてくる。
「――ぐっ」
頭上で受けた剣が沈んだ。掌は刃へ押しつけられ、裂け目から藁を零しながら、なお楊文の膝を折らせてゆく。
沈曉は袖から白い紙を抜き、指を噛んだ。牢から返された、朱の入っていない符紙へ、走りながら血で一画を引く。振り上げた腕から紙が離れ、楊文の肩越しに人形の首の後ろへ吸いついた。
圧が消えた。
楊文がよろめく先へ衣が落ち、藁と朱書の紙が足もとに崩れる。その襟を掴んで引き戻した沈曉の手すれすれを、二体目の腕が薙いだ。
「後ろです」
「言うのが遅ぇ!」
「言う前に引きました」
先ほどまで一体目と歩幅を揃えていたものが、いまは岩を蹴って走り、楊文の剣が戻るより先に次の足を出す。
覚えたのか。
指を組む沈曉へ顔のない面が振れ、すぐに楊文へ戻る。
「楊文殿」
「胴を裂いてください。中の紙を、外へ」
「注文が多いんだよ、あんたは!」
楊文は肩から斬り込み、刃へ体重を載せて胸を割った。散る朱書の紙を掻き分け、沈曉が内側に綴じられた三枚をまとめて抜くと、人形の足が止まった。
腕は持ち上がりかけたところで固まり、指先ばかりが細かく震えている。その面へ掌を当て、沈曉はゆっくり押した。踵を軸に身体が傾き、岸へ倒れるのとともに、着物の中で藁がほどけた。
三体目は、対岸から動かなかった。
見る器官がないのに、見ていた。
やがて身を翻し、樹の間へ消えた。楊文が沢へ踏み込む前に、沈曉は袖を掴んだ。
「行かせてください」
「なんでだ! 一体くらい捕まえりゃ」
「三つ目は、見に来ただけです」
水音の向こうに、もう草鞋の音はなかった。
「二体を斬るのに、私たちが何をしたか。それを持ち帰らせます」
「……持ち帰らせて、いいのか」
「よくは、ありません」
沈曉は膝をつき、指の血を沢で洗った。
「よくありませんが、追えば、もう二十体いるかもしれません」
楊文は剣を下ろし、夕日へ傾けた刃に指を近づけた。藁を斬ったところに小さな欠けがあり、その縁へ触れる手前で、指が止まった。
*
藁の間に残る細長い紙を、沈曉は拾って夕日に透かした。朱の濃いところで光が遮られ、その縁に紙の繊維が赤く浮いている。
「読めるのか」
「読めます」
「なんて書いてある」
「……順を、間違えています」
裏へ返しても、朱は深く染みていた。
「これは、人を留めるための符です。人を、人でないものに留める。本来なら、生きた者にしか効かない」
字の一画を指で辿った。
「これは、生きていない者に打っている。留めるべき顔が、初めからない。だから、顔がありません」
「なら、中身は」
「藁です」
「藁が、あんなに重いか」
沈曉は二枚目、三枚目と拾い集め、先に抜き取ったものへ重ねていった。一体につき七枚、それぞれ違う字を記した紙が揃う。膝の上で端をずらすと、七枚は小さな扇になった。
「符は、器に力を与えません」
楊文がその手元へ屈んだ。
「符は、力を借りてきて、器に留めます。……借りてきた先が、どこかという話です」
楊文の手が、膝の脇で止まった。
「作るのに、幾人か要ります」
沈曉は字へ目を落としたまま言った。
「一体につき、何人分か。……人でないものを作るのにも、人が要る」
楊文が藁を一掴み取り、指の間でほぐすと、短い茎がぱらぱらと落ちる。残ったものを掌に広げて見ていたが、それも伏せて落としかけたところで、手を止めた。
「……名前も、分からねえのか」
「分かりません」
「何人だったのかも」
「分かりません」
楊文は手を低くし、散らさぬよう藁を戻して、指に残る一本まで添えた。白澗観の墓へ副葬品を置いたときと同じ、ゆっくりした手の抜き方だった。
その傍らで、沈曉は朱の字へ目を落としていた。
最初の一画を少し高く起こし、強く押さえてから引く。白澗観の丹房の床で見たのと同じ入り方で、乾いた筆先が紙を掠めた跡にまで、見覚えがある。
指に力が入り、紙の端が折れた。
彼自身の癖だった。
*
その夜は、火を焚かなかった。
樹の下に並んで乾いた肉を齧り、飲み水を回した。楊文は剣を膝に抱え、沈曉が水を返すと、栓をして二人の間へ置いた。
「なあ」
「はい」
「玉雲観ってのは、何人いたんだ」
沈曉は口の中の肉を飲み込んだ。
「百三十四人、あんたが殺したって、爺さんは言った。……それで、全部か」
木立の奥で虫が鳴いている。
「観の全部か、って聞いてる」
「――」
「答えねえのか」
百三十四人のほかに、もう一人いた。
あの晩は麓へ薬を届けに出ていたが、使いは持ち回りで、誰かに代わってもらうこともできる、いつもの用だった。竹籠を背負って下りてゆく姿を見送りながら、その者が帰る刻限を、沈曉は確かめなかった。
火の中へ駆け戻ってきた顔を、覚えている。
その顔を見ながら、剣を上げた。
振り下ろした手が、そこで狂ったのか。どこまで刃が入ったのか。
倒れた身体を検めず山を下り、あの子は死んだと決めて、十年が過ぎた。まだ引き返せた石段で足を止めたときにも、彼は同じことを自分に言い聞かせていた。
袖の内で、拾った紙が指に触れた。
若い頃、四年かけても直しきれなかった筆の入り。それを手本に字を覚えた者が、いまも同じところへ筆を下ろしているのなら。
「……分かりません」
楊文がこちらを向くと、膝の上で柄を握る手が緩んだ。顔は闇に沈んでいる。その方から、低い笑いが洩れた。
「あんたはな」
「嘘は、つかねえんだ。俺は知ってる。あんたは嘘をつかねえ」
沈曉は袖から手を出さなかった。
「だから、分からねえって言った時は、分からねえんだと思ってた。……違うんだな」
楊文は膝の剣を抱え直した。
「あんたが分かりませんって言う時は、言いたくねえって意味だ。……今、それが分かった」
虫の声が一つ、近くなった。
「いたんだな。生き残りが」
沈曉が木立へ目を向けたままでいると、楊文もやがて同じ方を見た。それきり声はなく、夜半には虫の音ばかりが二人の間を通っていた。
楊文が脚を伸ばせば草が鳴り、沈曉が座り直せば隣の呼吸が変わる。眠りの来ぬまま、三年かけて縮んできた円を思い描くと、そこには焼けた観と、名を聞くことさえできなかった死者が並んでいた。
自分を捜している。
その先に何を望むのかは、紙の字からは読めなかった。殺すためか。確かめるためか。あの沢を去った三体目は、今頃どこへ戻ったのだろう。
あの晩、彼は何も言わなかった。
剣を振り下ろし、何も言わずに立ち去った。倒れた者が生きていたなら、その者は、十年、何も言われないままでいる。
何かを言おうとしていた唇が浮かび、沈曉は目を閉じた。隣では楊文が、また膝の剣を動かしている。
*
翌日、道は
両側の岩が空を削り、細い流れに沿って、一人ぶんの道が延びている。昼も日を見ぬ石には苔がつき、楊文が先へ渡っては足もとを振り返るので、その視線を追いながら、沈曉も滑らぬ場所へ足を置いた。
峡を抜けきれぬうちに日が暮れた。
わずかに道が広がるところで楊文は岩へ背を預け、沈曉は流れに屈んで水を汲む。片袖を押さえて立ち上がると、岩に擦れた袖口が濡れて肌へ触れた。
細く開いた空には星が連なり、その下、右手の岩壁にも青白い光が点いた。
星が出るには低すぎる。風に草が伏せる間も光は揺れず、それを見上げて楊文が立つと、左の岩にも同じものが現れた。
谷を挟む二つの灯りが、じっと二人を照らしている。
「符です」
沈曉は右の光へ目を凝らした。
「岩に貼ってあります。二枚で、この谷を挟んでいる」
「挟んで、どうする」
「境を作ります。ここから先へは行けない、という境を」
楊文が上流へ顔を向けた。
「行けねえのか」
「行こうとすれば、分かります」
袖を探ると、昨日一枚を使った残りの白い紙が、指に触れた。湯治場で店を探そうとしたときには、道士らしい男の泊まった日を覚えられると、楊文に止められている。あれから買い足す機会もなく、沈曉は薄い束を一枚ずつ指で送った。
九。
いちばん外の紙を袖から剥がすと、濡れた端が毛羽立ち、指の形に薄く透ける。ほかの八枚を遠ざけて袖の水を絞り、沈曉は指を噛み直した。
朱の代わりに血で一画を引き、次の一枚、その次と重ねてゆく。濡れた紙だけを束から外し、袖の端へ戻した。
「楊文殿」
「なんだ」
「今夜は、後ろへ下がらないでください」
楊文が顔を向けた。
「下がると、私の符が届きません。あなたが下がった場所に、私は符を打てない」
沈曉は道の脇へ寄り、背に岩の迫るところで、楊文の肩越しに腕を出す。こちらへ敵を引き込まれれば、その腕を振る間もなくなる。
「……前に出ろってことか」
「前に出てください。私が、後ろから塞ぎます」
楊文は二つの光を見上げ、剣の柄を握り直した。
「あんた、それ、俺が死んだら困るって意味だな」
「……はい」
「初めて素直に言ったな、あんた」
笑った口元が、青白く照らされた。
*
最初の一体が、二丈ほどの岩壁から落ちてきた。
着地の音も膝を折る動きもなく道へ立ち、足もとの小石が流れへ転がる間に、楊文までの三歩を一歩で詰める。
楊文は肩へ斬り込み、柄を握り込んで踏み抜いた。胸を斜めに裂いた刃が抜ける脇から、沈曉の符が飛び、衣の内へ消える。
人形が崩れた。
降ってくる藁を肩で払って、楊文はもう二体目の懐へ入っている。頭上を掌が通るのとともに、下から抜けた剣が胴を開き、沈曉はそこへ二枚目を打った。
七枚。
数を減らす間にも、楊文は半歩先へ出る。斬ったあとに足を運ぶ癖は、白澗観でも、棠梨村でも、昨日の沢でも同じで、そのたびに剣の抜けたところが空き、沈曉の符が通る隙間になる。
楊文は振り返らず、刃に掛かっていた重みが消えるに任せて次へ踏み出す。同じ道を一月余り歩いてきた男の背を二歩先に見ながら、沈曉は血の乾きかけた指で、次の紙を挟んだ。
三体目と四体目が左右から来ると、楊文はわずかに先へ出た左を斬り上げた。沈曉の符が裂け目へ入るよりも、右の掌が肩を打つ方が早かった。
鈍い音を立てて身体が半間飛び、剣を握った腕を宙に残したまま、その背が沈曉へ落ちてくる。
左手で受けた。
沈む腕に踵を踏みしめ、石を押して身体を返すのと同時に、右手の符を人形の面へ放った。力を失った腕がほどけ、二人の頭上へ藁が降り注ぐ。
「――すまん」
「いえ」
「あんた、そこにいるって、なんで分かった」
「あなたが、そこへ飛ぶからです」
楊文は下がりかける肩を起こし、柄へ添える指を二度握り直して、剣を立てた。
五枚。
*
五体目の前へ、沈曉は半歩進んだ。
楊文の右を塞いで腕を向けさせるつもりが、人形は身を斜めにし、衣の端さえ触れずに脇を抜けてゆく。袖を掴んでも歩みは変わらず、布を引きずりながら、楊文へ掌を伸ばしている。
六体目は沈曉の肩を避け、その後ろから来る七体目までが、同じ方へ面を向けた。
沈曉は袖を放して剣を抜き、七体目の胴へ刃を入れた。中の字へ狙いを定め、指の間の紙を刃に沿わせて送り込むと、血の一画が触れたところから、剣に掛かる重みが抜けてゆく。
崩れる面は、最後まで楊文を向いていた。
その向きを見届けながら、沈曉は剣を鞘へ戻し、紙を持ち替えた。
若い方を殺せ。
もう一人には触れるな。
そう命じられているのか。
五体目と六体目の間では、楊文が一方を斬りつけ、もう一方に肩を掴まれたまま腕を捻っていた。顎のあるはずのところへ柄頭を打ち込むと、皮膚がへこみ、その形のまま面が上がる。
見る器官がないのに、見上げた。
「……なんだ、こいつら」
楊文は肩を引き抜いた。
「俺ばっかりだ」
沈曉は次の紙を取った。
「あんたの方が強いだろうが。なんで、あんたに行かねえ」
残りは四枚。うち一枚の濡れた縁が、指にまとわりつく。
「なんでだ」
「……今は、前を」
楊文は一度こちらへ目を寄越し、何か言いかけた口を閉じると、人形の腕を剣で払って、沈曉へ背を向け直した。
上流からさらに一体が下り、残る二体の間へ入って、三つの面が横に並んだ。道幅に収まらぬ両端の身体を岩へ押しつけ、肩の衣を擦り破りながら、列はそのまま迫ってくる。
楊文が前へ出た。
「右!」
血を引いた紙が右の一体へ貼りつき、崩れる身体の陰で、別の一体が岩を蹴る。
「上!」
次の符が腹へ吸いつき、空から藁が降った。
二枚。
肩で大きく息をしながら、楊文は衣と藁を突き抜け、最後の一体へ剣を振り下ろした。胴が断たれ、上半身が傾く。
下半身が、地を蹴った。
脚だけで飛び込んで膝を掬い、楊文の背が石へ落ちるのに重なって、上半身が覆い被さってきた。
両腕が、まっすぐ首へ伸びている。
沈曉は走りながら紙を取った。濡れた一枚が指の間で裂け、袖に残った片端を捨て置いて、乾いた最後の一枚を挟む。
放って貼りつくまでに、あの指が喉へ届く。
沈曉は背中から間へ入った。
両腕で楊文の頭を抱え、顔を胸元へ押し込むと同時に、背の骨が鳴った。人形の指が肩に掛かり、衣ごと肉を掴む。
沈曉は動かなかった。
腕の内で指を組み、片手で後頭部を支えたまま、もう一方を自分の肩越しへ回して、最後の符を面へ押し当てた。
紙が裂けた。
指の下で、術が通った。
肩を掴む指が一度深く食い込み、ほどけるのとともに、背へ藁と着物が降りかかる。面の皮膚は薄く縮れ、髪や袖へ散っていった。
水音が戻ってきた。
*
腕の中で、楊文が身じろぎした。
「……重い」
「はい」
「どけよ」
「はい」
沈曉が腕を解いて石へ手をつくと、掌が滑った。浅い肩傷から袖を伝い、肘まで流れてきた血が、そこに溜まっていた。
持ち上げた指には、二片になった最後の符が挟まっている。袖の内へ貼りついた濡れた一枚も、抜き取る途中でさらに裂け、掌に集めてみても、もう字を引ける広さはなかった。
谷の両側で、青白い灯りが消えた。
岩が夜の色へ戻り、遠い星だけの空になる。上流から、さっきまで境の張っていたところを風が抜けてきた。
楊文は身を起こし、沈曉の袖から落ちる血へ目をやると、その肩へ手を伸ばしかけた。
「……あんた」
「かすり傷です」
「そういうことを言ってんじゃねえ」
声が震えていた。
「なんで、体を入れた」
沈曉は楊文を見た。
両腕の内には、まだ頭を抱えた重さがある。首へ伸びる指を見てから、背で受けるまでの間を辿ろうとしても、肩に食い込んだ感触の方が先に戻ってくる。
言葉を探すうちに、二人の間にあった楊文の手が下り、地面の剣を拾い上げた。
根元まで走る刃こぼれを上へ向けて確かめ、楊文は鞘口へ切先を寄せた。縁に触れて、小さく鳴る。
収める手が、震えていた。
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