概要
憧れのあの人からは、どこか甘い血の香りがした。
「それじゃあ、お先に。お疲れ様です。」
入社してからずっとあこがれの先輩である朱音いろは先輩。職場でも高嶺の花で、気安く近寄りがたい雰囲気はいつもどこかにある。
別の部署にも彼女に好意を抱いている人は少なからずいるくらい、彼女は人気者だ。
でも、そんな先輩の秘密を知っているのは、私──穂香楓だけ。誰も予想もできないで想像もつかない秘密を、先輩は秘めていた。
『……じゃあ、今日はどこから吸われたい?』
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