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概要
しゃべっていないのに、声がする。あずかった片方のイヤホンが、いまも訳し
三宅ひなたは、翻訳イヤホンの修理受付で半年働く派遣社員だ。持ちこまれた片耳の端末は、だれもしゃべっていないのに、知らない言葉を訳しつづけていた。ひなたはその声の出どころをたどり、つながりを切るボタンの上で、指を止める。
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