いわゆる嘘告モノの中でも、ざまぁや断罪のウェイトがほぼない。昨今では珍しい、そして読後感がすっきりとした一作です。淡々と自分のルールに忠実な主人公。彼を罰ゲームの消化先として選んだ意味を探そうとするお嬢様。彼とのいつも通りを賑やかに楽しむ幼馴染。淡々と変わらない日常、少しずつ進み変わっていく理解と関係性。そっと添えるような言葉回しが、交錯する3人の青春を静かに描き上げます。