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  • わたしは禁忌への応援コメント

    深くてとても考えさせられました。そして、読み応えのある素晴らしいストーリーですね。色のない死語の世界に生きる主人公が、彼への愛を貫くところに、何より美しい「色」を感じました。

    明日が来ることを疑わずに生きていながら、ほんの一瞬にして暗転してしまう人生の恐ろしさと儚さ。彼女は「寄生虫」と自虐しながらも、本当の目的があるからこそ「触れない」という、ある意味では逆説的な愛の行為を続けるわけですよね。​

    蛆虫のような成仏しきれない霊の、悪魔の囁きに負けず、彼を守りたい。人の道に外れるような誘惑をする、魂を犯された者。文中の言葉をお借りすればまさに、「哀れな敗北者たち」。死語の世界以外にも存在しますが、それを断ち切る勇気は、どの世界にも必要ですよね。それを彼女は見事に体現している…愛ゆえに。

    彼が少しずつ前を向き、自分を忘れていく未来。寂しいけれど、それが彼の「生」の勝利。それを見届けながら、彼女は静かに闇の中へと消えていく…。
    ​愛とは、所有することではない。ただ相手の幸せを願い、影となって守り抜くこと。
    そんな純度の高い、愛の美学の傑作でした。

    作者からの返信

    いつも温かいコメントに加えて、素敵なレビューまで本当にありがとうございます。

    私の文章は拙いのですが、原曲が持つ素晴らしいMVと歌詞のストーリーをそのままお借りしているので、作品の良さをしっかり共有できたならホッとしています。

    今回執筆するにあたって、「人は二度死ぬ(一度目は肉体の死、二度目は人々の記憶から消え去った時)」という言葉(プルーストだったか、少しその記憶も曖昧なのですが…笑)を思い出し、その切ないテイストも物語に交えてみました。

    舞茸様の「愛とは所有することではなく、ただ相手の幸せを願うこと」というお言葉は、自分の中ではうまく言語化できずにいた「今回一番書きたかった核心」そのものでした。意図を深く汲み取ってくださり、とても嬉しいです。

    (ちなみに、本家MVの主人公は襲い来る幽霊に噛みついて撃退するなど、物理的にもかなり強いんですよね(笑)。ただ、私がアクション描写を少し苦手としていることもあり、今回は主人公の「精神的な戦いと葛藤」にフォーカスする形に変更させていただきました)

    いつも作品に寄り添っていただき、本当にありがとうございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします。

    編集済